この一週間、師匠・レイチェルが人と犬の”オス”を翻弄する様をジックリと見せ付けられていました。あっという間に、レイチェルの虜になるオス続出でございました。
では、人間の女子はどうすれば、この技が取り入れられるのでしょうか?
つきつめると、「自分の素直な感情をぶつける」しかないのだ、と気付かされました。
私たちは、「この人、いいな」と思ってアプローチするとき、無意識のうちに「逃げ道」を作っています。恋が成就しなかったときのリスクヘッジが欲しいからです。
よって、「意中の人に好かれるであろう、ワタシ」を演じてしまう。でも、この「ワタシ」は「素」ではありません。
演技の「ワタシ」は感情をコントロールします。「あまりに、強引にプッシュしすぎて、引かれたら困る」から、強引なアプローチはしませんし、ストレートな物言いも避けます。で、「今度、お食事でも」という無難な誘い文句をメールしちゃったりする。
しかし、世の中、女子に好いてもらえるメンズの数は限られている。つまり、彼らはいわゆる「モテる男」です。モテる人にとって、「今度、お食事でも」という誘いは日常茶飯事。つまり、あなたが勇気を振り絞って送ったメールは、その他大勢に埋没しているのです。
ライバルに一歩、抜きん出るには、「差別化」が不可欠です。
師匠・レイチェルはその「差別化」が非常に巧みです。他のメスより、オーバーに尻尾を振ります。すると、「他のメスよりも尻尾を振ってくれるレイチェルの自分に対する気持ちは、単なる、好意に留まらないのではないか?」とオスは思い、彼らの中でレイチェルの存在感が増してゆくのです。
「今度、お食事でも」というメール。あなたが異性からもらったら、どう思いますか?
『もしかして、好いてくれてるのかも知れないが、いまいち意図が分からない』と思いませんか?
お食事に誘うならば、「あなただけを誘っているのだ。なぜならば、好意以上の感情を抱いているからだ」という意図を伝えなくては意味がありません。
つまり、ちゃんと「デートとして誘う」のです。
「お食事ご一緒していただけませんか? あ、デートとしてお誘いしてます。ご迷惑でしたら、ごめんなさい」
こんなメールをもらって、不快だと思う男はいません。「オレ、モテちゃった」とよい気分になります。
で、万が一、その返事が「No」だったとしたら、「ご縁がなかった」ということで、スッパリ諦めればいいのです。
この時点で色よい返事がもらえない、ということは、恋愛関係には発展しようがありません。
本音を素直に伝えたほうが、「この出会いが恋に発展するか、否か」のジャッジも早くできる、のです。
師匠・レイチェルはこの辺の割り切りも実にスピーディ。自分に興味を持っていないと分かるや否や、「お友達」ポジションを確立します。そして、「お友達ポジション」になったオスは、「え?」と戸惑うのです…。
来週は、この「戸惑い」がもたらす、効果を師匠の技から学びたいと思います!