<はじめに>
30歳前後の働く女性の多くが、恋にまつわる悩みを持っている今日この頃。働く女が逞しくなりすぎたのか、男が弱くなりすぎたのか…。仕事をバリバリ頑張れば頑張るほどに、縁遠くなるという、理不尽な世の中でございます。
「君は一人で帰れるよね?」
と、初めて男子に言われたのは、中学生のときでした。男女数人のグループで遊びに行った帰りのことです。一人の男の子が二人の女の子のどちらかを送っていかなくてはならないが、時間的に一人の女子を選ばなくてはならない、という状況でした。
私の家は駅からも近かったので、「私は平気だから、〇〇ちゃんを送ってあげて」と自ら辞退しようとした矢先の男子からのこのセリフ…。正直、ショックでした。
以来、20年以上も「一人で帰れる女」街道をまっしぐらに突き進むことになろうとは。このときは、夢にも思いませんでした。
中学生時代、すでに「ひとりで帰れる」女だったのですから、年齢をかさねるにつれて、ますます「しっかり」してしまいました。このごろでは、自分のしっかりぶりが恨めしいほどです。
「しっかりモノ」は甘え下手です。
男性にも上手に甘えられずに、ついつい、強がってしまい、アピール不足。
ここぞ! というときに押しの一手が分からず、決定力不足。
『これじゃ、いかんなあ』と思っていた矢先のこと。
恋の”師匠”と運命的な出会いをしたのです!
こちらが、恋の師匠・レイチェルです。若干1歳のロングコートチワワですが、すでに恋の達人。犬のオスはもちろん、人間のオスまでもをメロメロにしているのです。
ある日のこと。レイチェルはたいして寒くもないのに、ブルブルと震えました。それを見ていた25歳男子は、すかさず「レイチェル、寒いの? ごめんね。抱っこしてあげるね」と自分のパーカーのファスナーをあけ、ふところにレイチェルを抱いたのです。レイチェル、ご満悦で震えもピタッと止まり、振るえは演技だったのでは? 疑惑が…。レイチェルがヌクヌクと幸せそうにしている様子を見て、25歳男子も満足そうな顔…。その瞬間、『あ、私に足りなかったのは、寒くないのにブルブル震える技術だったのだ!』と閃いたのでした。
男子とは、自分がしてあげた事柄で女子が喜ぶ姿を見るのが好きな生き物なのです!
なのに、ガッツリ働くことに慣れてしまった不器用な女たちは、「いちいち、面倒をかけるのは申し訳ない」とか、「この程度のことは自分でやるっす」と男に甘えずに生きてきてしまったのです。
縁遠い原因が分かったところで、甘えない人生を長らく歩んでしまった結果、甘える方法が分かりません。
そこで、レイチェルに弟子入りし、「恋の奥の手」を学ぶことにいたしました。
師匠っ!何卒、よろしくお願いいたします!
私もレイチェルちゃんから恋の手解きを学びたいっス!確に、もう何年意気がり強がってきた事かぁ〜!それが当たり前になっていた寂しさ感じますワ!レイチェル師匠これからヨロシク!
投稿情報: みさこ | 2008年5 月14日 (水) 17:17