いつも元気いっぱいなレイチェルが、ここ数日、元気がありません。いつもは会えば喜んで尻尾を振ってくれるのに、尻尾の振りがいまいち少ない。「どうしちゃったの?」と気になります。
そう、これこそが師匠・レイチェルの技なのです。
尻尾をたくさん振ってもらっているときは、それが当たり前でした。人間同士の関係でいえば、会えば笑顔を見せてくれるとか、メールのレスをすぐにくれるとか、そういう交流が続いている状態です。笑顔も即レスも、「当然のこと」になっているのですね。
でも、それが突然、途絶えてしまったら?
「どうしちゃったんだろう?」と気になりますよね?
気になって相手のことを考える時間が自然と増える。
で、しばらく考えていると、レイチェルはパタパタと尻尾を振ってくれます。すると、「な~んだ」と安心する。人間で言えば、チラッと笑顔を見せてくれる、短いながらもメールの返事が来る、そんな感じです。
でも、今度は「いつもより、レイチェルの尻尾の振りが少ないのでは?」と気になり始める。
この時点で、すっかり心はレイチェルに向けられています。こんなことを繰り返していると、いつの間にか相手が「ちょっといい感じ」から「気になる存在」に昇格してしまうのです。
師匠・レイチェルはチワワですので、これを「素」でやっている、と思われます。そこが、師匠のスゴイところ。
相手に好かれよう、と思って演じていたら、相手は「演技中の私」に好意を持ってくれることでしょう。でも、しょせん、それは演技。
恋する相手に自然と笑顔がこぼれてしまう、のならいいのですが、「好かれよう」という意識が働いて、無理して笑顔を見せたり、無理して即レスしていたのでは、恋することに疲れてしまいます。
ひとりで勝手に無理して疲れているのに、「この人とは合わないのかな」なんて、勘違いしてしまうわけです。
だから、「素」で勝負したほうが、楽しい恋ができるのだなあと、恋するチワワの師匠・レイチェルを見ていて痛感したのでした。
レイチェルのように素のままでいられたのはいつの日だったか(遠い目)
あの日に戻りたい・・・いっそ犬になりたい?
レイチェルちゃんお友達になりたいわ。
投稿情報: たぬき | 2008年6 月 7日 (土) 16:06