師匠・レイチェルの「記憶力のよさ」には驚かされます。一度、抱っこしてくれた人には、会うたびに「抱っこして!」とおねだり。ねだられた人は、「覚えていてくれたの~!」と有頂天になり、もう、レイチェルの虜です。
「師匠は、”あなたのことを覚えていますよ”というメッセージが相手のハートに響く、という真理を私に教えようとしているのではないか?」ということに。
まあ、普通は、意中の人のことならば、自然と”データ”を蓄積できるものです。関心のない人の誕生日は、何度聞いても忘れますが、意中の人のバースデーは一発で暗記できるもの。
でも、密かに暗記しているだけでは、意味がありません。
「覚えていますよ!」ということを、師匠のようにアピールしなければ、相手には伝わらない。アピールして初めて意中の人の心を動かせるのです。
アピールはあくまでも、さりげなく、が鉄則。住所や携帯電話の番号を末尾まで間違えずに暗唱する、など、あまりにも詳細なデータを覚えていることを知られると、「危ない女」だと思われかねません。
覚えておくデータは、「そんなことを、覚えていてくれたの?」と思わせるような、ささいなこと、のほうがアピールの効果が上がるもの。つまり、「覚えていて当たり前」なエピソードではなく、意中の人がポツリと言った一言を、心の取材ノートに書きとめておき、次に会うときやメール、電話をするときに「この前、~って言ってたよね?」と、披露する。「コーヒーはブラックだったよね?」というのも、なかなか、さりげなくていい感じ。
師匠はすごく記憶力がいいので、ワンコ同士の場合は「この前、遊んで楽しかった遊び」を覚えていて、次に会ったときに、「あの、遊びをしましょうよ!」と誘います。その”遊び”は、相手の犬ごとに違うので、「よく、覚えているなあ」と関心せずいはいられません。
意中の人の心の中に、たくさんの痕跡を残すことから恋が始まるのだと、師匠・レイチェルに学んだのでした。
心に痕跡・・・なんてニクイ、でも深い、いいお言葉ですね。
好きになったら、相手の一挙一動が忘れられなくなりますが、それをさり気なく伝える・・・これが難しい。
前回の「素直になる」ことがここで生きてきますね。
レイチェルのけがれない瞳が羨ましい!
投稿情報: momoko | 2008年6 月14日 (土) 09:29