以前、師匠・レイチェルが我家にお泊りにきたときの写真です。朝ごはん終了後、私がシャワーを浴びている間に、二匹で私のベッドにもぐりこみ、このような姿になって「二度寝」してました。師匠と風太は恋仲ではなく、「兄と妹」のような関係なのです。
世の中、「恋をしなければいけない」ムードが蔓延しており、恋をしていない女子たちの焦燥感をあおっています。
しかし、師匠はいつもマイペースです。が、「いつ、何時、素敵なオスにめぐり合えるか分からない」ので、常に恋する準備だけはバッチリ整えている。そして、私に教えてくれました。「勝負服と勝負メイクとか、特別の日だけに気合を入れていたら、恋なんか出来ないものよ」と。
確かに、「勝負服じゃない日」は、「今日は何があったって、恋には落ちませんよ」と自らシャットアウトしているようなもの。万が一、素敵な男子にめぐり合っても、「うわっ、私、こんな格好で!?」と激しく後悔することでしょうし、積極的なアプローチもできるはずがありません。
師匠の教えに忠実な一番弟子は、「道を尋ねられたことがきっかけで恋に落ちる」とか、「落し物を拾ってもらって恋に落ちる」とか、ありとあらゆる可能性を考慮して、暮らすことにしたのです。最近、「犬の散歩中に恋に落ちるバージョン」の可能性が低いことが分かったので、そこが唯一の手抜きポイント。
すると、形から「恋する準備」をすることで、心も準備万端に。いつ、何時、道を尋ねられても、落し物を拾ってもらっても、恋に落ちる自身がつくのです。
けれど、師匠は言いました。「準備万端だからって、恋しようと、身構えてはダメよ」とも。身構えるとアプローチ過剰になったりと、何かと不自然なので、チャンスをみすみす逃してしまう。だから、いつもマイペースでいなさい、と師匠は忠告してくれたのでした。
実際、「今日は別に、恋に発展するような集まりではないし」などと思っている場に限って、そういうチャンスがあったりするもの。でも、不意に訪れたチャンスでも、準備万端ならば、堂々と掴み取ることができるのです。
恋する準備、できていますか?