そこで、新しいメガネを披露してみました。イワキのメガネで買いました。超ハイテク機器で検眼しました。ハイテク機器は眼球が緊張しているか、リラックスしているかまで診断できる優れもので、度肝を抜かれました。「眼球が緊張しているので力を抜いてください」、と言われて、ちょっぴり困ったりしながら作ったメガネです。
浮かれすぎて、先週の文章がまぎらわしい書き方になってしまっていましたが、旅は明日からです。スミマセン。
旅って、出発する前が一番、楽しいのかも知れません…。いや、もちろん、行ったら行ったで楽しいんですよ。でもね。今回、いろいろな方に、心から「楽しんできてくださいね」と言っていただいたりして、(よほど、疲労困憊していたのでしょうか?)ワクワクが募りまくりました。
言霊、の大切さを痛感しました。
「楽しんできてくださいね」という言葉は、思いやりあふれるポジティブな言葉です。その言葉によって、私の心の中でワクワクが膨らみ、ますます、旅が楽しみになる…。ポジティブ・スパイラルです。
一方で、ネガティブな言葉も言霊になってしまいます。
優しい思いやり溢れる言葉をたくさんいただいて、ポジティブ・スパイラルにスッポリとハマってみると、ネガティブな言葉に過敏になります。
すると、「旅行、行きたいよね。でも、休みが取れないし」というような、「でもトーク」を繰り広げる人がいる、ことに気付くのです。
なにかっていうと、すぐに「でも」と否定する。
これ、多分、無意識です。無意識のうちにそういう話しかたになってしまうのですね。悪意はまったくありません。とはいえ、聞いているほうはだんだん、辛くなってくるんですね。「でもトーク」を連発されると。
私も、「でもトーク」しまくっていた時期があったような気がします。精神状態がそうさせたのだと思います。消化できていない、不安とか、苛立ちとか負の感情が、心の中で渦巻いていた頃…。「でもさ」と言ってしまう。アンチテーゼっていうの? なんか、格好いいような気がしちゃうんですね。「みんなと違う視点を持ってるアタシにウットリ」な状態になるんですね。そういうときって。だけど、コンディションがよい、とは言えない精神状態なんですよね。本当は。
それどころか、怖い精神状態だと思います。
自分で発するネガティブな言葉が言霊になってしまう、という事実に気付かない限り、ネガティブ・スパイラルから脱出できなくなってしまうからです。
そこで、「でもトーク」してるかどうか? のセルフ・チェック法をご紹介。
自分が送信した過去のメールをチェックしてみてくだい。どうですか? 「でも」をやたらと連発しているなど、「わたし、ネガティブ」って感じるような文章が多かったら、ネガティブ・モードの恐れがあります。
ネガティブ・モードから私を救ってくれたのは、言霊ですが、そのきっかけを作ってくれたのは着物なんだと思います。
「着物を着ている→褒められる→自信が持てる→嬉しくなる」という連鎖。この連鎖を繰り返してきたおかげなのではないかと思うのです。そうして、どんどん、「ステキな言葉」を人からかけてもらえるようになって…。ようやく、浮上してきた、そんな感じがするのです。
着物ライフをはじめて、いろんなことが変わってきました。おいおい、お話ししてゆきたいと思いますが、今日は旅立ち前夜ですので、「旅の荷造り」の変化について。
下着や洋服の仕分けは、すべて風呂敷です。大きい包みは着替え。小さい包みは下着。手前の格子の風呂敷は予備です。お土産が収まりきらない、というようなときにマイ・バックとして活用する予定です。風呂敷収納をしていると、例えば、温泉旅行なんかでは、大浴場に行くときに着替えを持ってゆくときも使えるし、大広間での食事のときに貴重品を入れたりと、何かと活躍します。ポーチを大中小、取り揃えても旅の日程によって必要なサイズが変わりますので、気付くとポーチだらけになりがちですが、風呂敷は本当に「大は小を兼ねる」ので便利です。風呂敷には木綿と絹がありますが、旅支度の友にはジャブジャブ洗濯できる木綿が便利です。絹の風呂敷は袱紗として使うときや、贈答品を包むときなど、かしこまったとき用にあるといいでしょう。
えっと。今週、着物を着たんですよ。でもね、「写真を撮ってください」ってお願いできなくて。意外と私、そういうのがモジモジしちゃうんです…。えへへ。
出版社のパーティで、大島紬に紅型の帯を合わせました。
では!次週は「命の洗濯」をルポする予定です!お楽しみに!!