こんにちは。栗原貴子です。
今、発売中の『Numero TOKYO』96号(5月号)にて
「私が選んだ移住ライフ」(P140)の取材・執筆を担当しました。
P35の「今月のゲストクリエーターズ」に私も掲載していただきました!
今回、取材した女性たちの移住先は国内外さまざまですが、
移住にともない、キャリアチェンジもしています。
「これまで、積み上げてきたこと」を東京に置いて、
新たな地で再スタートを切るのは、
とっても勇気のいることですし、「やっぱり無理だよね」と
諦めてしまう理由にもなるもの。
でも、そこを乗り越えることができたら、
新しい人生の扉が開いて、
移り住んだ先での暮らしが待っているんだ……。
取材を通じて、そんな風に感じました!
取材した方々に共通しているのは、
「心の底から、その移住を望んでいたこと」です。
そして、移住先の土地や暮らしを心底、愛していて、
その土地のことが「大好き」と口を揃えます。
詳しくは『Numero TOKYO』を読んでくださいね
「今の仕事を辞めたら仕事なんてみつかりっこない」とか
「ほかの土地になじめっこない」とか、
そういう「固定観念」が私たちのチャレンジや変化を妨げるけれど。
それって実体も根拠もない、ただの
「思い込み」にすぎないことが、ほとんどだったりもして。
何かにチャレンジしたことのある人なら、
一度や二度は、「そんなことをして大丈夫なの?」
「生活できるの?」
「将来はどうするの?」
的な言葉をかけられたりした経験があると思います。
私自身、チャレンジャー側の人間なので、
どちらかというと「言われる側」の立場なのですが……。
これまでの経験から言えば、そういうことを言われても、
だいたい、大丈夫。
結果オーライ、です。
最大のチャレンジは、
やはりフリーランスになる!ってことでしたが
実は、私が「独立します!」と宣言した当時よりも
今の方が「えええええ?フリーランス?」って
のけぞる人が多いような気がします。
長引く不況のせいなのかしら?
20年前のほうが、
チャレンジャーに対する風当たりも外圧も
今よりもマイルドだったように思うのです。
そう考えると、今、若者である人たちが
フリーランスになろうとした場合、
風当たりや外圧が、私が経験した以上に
厳しいのだろうなあ、とお察しいたします。
社会に勢いがないときは、
知らず知らずのうちに、
固定観念の枠も小さく、小さくなっていきます。
できるだけ、安全に安定をと願っていけばいくほど、
人は、無意識のうちに
小さく、小さく、まとまろうとしてしまうから。
でも、人生は短いと言うけれど、
小さくまとまったままで生きるには、80年は長いと思うの。
そして、人生には山あり谷ありで、
安全と安心のために、小さくまとまったとしても、
「ずーっと平穏無事に」とはいかない。
それなりに波風が立ったり、
逆風が吹いたり、するもの。
けれど、今、多くの人が
完全無欠で平穏無事な人生を望むあまりに、
悩み、傷つき、苦しんでいるように感じるのです。
でも、
何かが欠けている、と感じるのも。
ハッピーじゃない、って感じるのも。
突き詰めれば、固定観念に縛られていたり、
視野が狭くなっていたりすることに、
原因があるのだと思う。
何かを手に入れたり、変えようと思ったら
大胆な決断やチャレンジや行動が必要となってくる。
そうした、決意表明があってこそ、
人生の扉は開く。
なのに、大胆な決断やチャレンジや行動の部分は
できるだけ避けて
何かを手に入れたり、変えられたらいいな~などと、
虫のいいことを思ってしまうのも、人のさが、なんですけどね。
『Numero』の移住特集は、
チャレンジの扉を開けたい、でも、開けられない!
という方に、おススメの内容となっております