こんにちは。栗原貴子です。
東京の桜も、そろそろ終わりですね。
こちらは数日前の六本木ミッドタウンの桜です。
人生の扉を開く「マスターキー」を見つけるには、
7つのクリアしておきたいことがあります。
それらのことを、クリアしていけば、いくごとに、
特別に気持ちがあがるような出来事がなくても、
心穏やかな状態で日々を暮らすことができるようになります。
心穏やかな状態がデフォルトになって、はじめて、
マスターキーを使いこなせるようになるのです。
人生のマスターキーを見つけるために
クリアしておきたい7つのこと
- 自分の中の「矛盾」に気付く
- 「過去の傷」や「過去の怒り」を「今」に繰り越さない
- 固定観念の枠から自由になる
- 欲しいと願っていることが「何故欲しいのか」を自問する
- "美しくいること"を意識する
- 結果を焦らない、急がない
- 「なるように、なる」と信じる
今日は7つのクリアしておきたいことの1)、
「自分の中の矛盾に気付くこと」について書きますね。
悩みや愚痴を自分が「言っているとき」は気づかないものなのだけど、
聞いていると気が付くのが「矛盾した発言をしている」という事実。
分かりやすい例を挙げると、
「結婚したい」と言っているそばから、
「でも、私のことなんか好きになってくれる人、いない」
とか
「素敵な男性に巡り合えない」
というような矛盾です。
もうちょっと複雑な矛盾バージョンになると、
「彼氏が私に何かを隠しているような気がする」
と言いつつも、
彼女のほうも彼に言っていないヒミツがある、とか。
こういう矛盾があると、軸がブレブレになるし、
聞いている人も、だんだん、呆れてきちゃうし、
アドバイスするそばから「でも~」とか言われると、萎えるし。
「最近、太ってきちゃって」
というので、
だったら、
ダイエットやエクササイズをしたらどうかしら? と言えば、
「運動は嫌い」「おいしいもの食べたい」という。
もう、何がしたいのさ、アンタは! 状態に陥ってしまう。
この「矛盾」を鋭く突いてもらったときは、
本当は大感謝することが望ましいのに、
ひどいときには逆恨みしたりして。
自戒を込めて。
悩める女って、ほんと、メンドクサイですね。
というか、男性もね、
こうした自己矛盾、抱えている人、けっこう多い。
この「矛盾」を卒業したいのなら、
紙に書きだすとか、
鋭く突っ込んでくれる人にお願いするとか、
何でもいいので、
まずは「矛盾の洗い出し」をしてみることをおススメします。
最近、悩める友達にこの「矛盾の指摘」をしまくったところ、
一時、険悪になりました。
かなりグッサリきたといわれたけれど、
「矛盾だらけの悩みを聞くことが、
私にとっては苦痛だから」ということを伝えたところ、
理解し合うことができました。
一方の私は私で、
かねてから「矛盾だらけの悩みを聞くことが苦痛」だったくせに、
『ズバリ指摘して、友人に嫌われちゃったらどうしよう』という
自己矛盾を抱えて、
いい人ぶっていましたことを、ここに告白いたします。
悩んでいるときって、きっかけとなる出来事があるものだけど、
出来事が発生した直後は、
病気でいうなら
発作が起きてる! みたいな状態。
取りあえず、応急処置!
だから、周りの人にもめいいっぱい優しい言葉をかけてもらえる。
応急処置して、治療のために入院しているときも、
いろんな人が、優しく気にかけてくれる。
でも、退院して自宅療養できるまで回復したら、
安静にしたり、栄養を取ったりして
早くよくなるように
自分の免疫力を総動員して
自分のチカラで治すことを意識する段階になる。
そして、
病気の根本の原因と向き合って、
体重を落とすとか、食事に気を付けるとか、
運動をする、気分転換とかして
原因を排除することにつとめることが必要となってくる。
心の傷も同じようなプロセスを経て、
癒して回復していくものだと思うのです。
矛盾した悩みをずーっと口にしているときって、
病気で言うなら、「そろそろ退院」のタイミングなのに、
アレコレ、理由をつけながら退院をしぶっているようなもの。
そのうち、優しかった病院の人たちも、
『早く退院しろよ』ってムードになってくる。
だって、
みんな自分の生活や仕事があって、
ずっとかまってあげるわけにはいかないから。
根本の問題と向き合うことをしなければ、
きっと、また発作が起きる。
発作の状態でいる限り、みんなが優しくしてくれるから、
それに甘えてしまうようになる。
でも、発作の状態が何度も何度も
繰り返されると、
優しかった人たちも、次第に距離を置くようになってくる。
すると、とてつもない孤独感を覚える。
『誰も、私のことを分かってくれない』
そんな風に感じるようになってくる。
相手にも相手の暮らしがあって、
好みや苦手なこと、
気分や体調の、良しあしがあるっていうことが
想像できない状態になっている。
そうなってしまうと、
悩めるメンドクサイ女状態から、なかなか抜け出せなくなる。
ちなみに、悩めるメンドクサイ女状態に陥ると、
多くの女性が
会う人、会う人に悩みを打ち明けまくる傾向があります。
まずは、
自分が矛盾した感情を抱えていないか?
優しくしてくれる人に依存していないかを、
静かに考えてみることが大切。
そんな風に思います。
また、あんまり人には相談しない、という人の場合でも
心の中で矛盾した思いを抱えて
ひとりで悶々と、グルグルしていることが少なくありません。
他の人に迷惑をかけてはいないけれど、
いかんせん、自分の脳内でグルグルしているので
果てしなくグルグルしてしまうことになりやすい。
「こうしたい!」という思いがあるのに、
「でも……」と直ちに打ち消すことに心当たりがある場合、
その事実を受け止めることが大切です。
「私ったら、矛盾してたわっ」と気付くと、
それだけで気持ちがラクになってくるから不思議です。
東京のソメイヨシノはそろそろ見ごろを過ぎそうですが、
八重桜はこれから! ですね。
今日も読んでくださってありがとうございます。