こんにちは。栗原貴子です。
恋愛における「重めの女」という状態をひと言でまとめると
「自分の軸がぶれちゃっている」状態だと思います。
女性のグルグル、悶々、自分の経験と
悩める女性たちを照らし合わせてみてきて気がついたのは、
「自分の状態を正しく表現する」ことが大切だな、と思うのです。
「女子力」「モテる」「重い女」などなど、恋愛にはいろんな言葉が使われるけれど、
こういう言葉って、定義があいまいなのですよね。
この、あいまいな定義の言葉を使う手法って、
じつは広告でもよく採用する手法でもあるのです。
読み手側の受け取り方にゆだねて、広告効果を狙うのですけどね。
だけど、広告ならいざしらず、自分のことを表現するときに
そもそもの定義が曖昧なのに
「私、女子力低いから~」などと多用してしまうと、
自分でもなんだかよく分からなくなってきて、軸がぶれてきちゃうのですね。
それに、言葉を使う自分自身の評価レベルも人それぞれでしょ?
ひと言で「料理が苦手」と言っても、よくよく聞けば
「おもてなし料理を作れる腕はないが、自炊レベルならOK」
という人もいるし、
「料理一切、ダメ。包丁はほとんどさわったことない」
という人もいる。
これは大きな違いです。
だからね、
ひと言で完結にまとめずに自分の状態を正しく表現することって
とっても大切だなあ、と思うのです。
話を「重めの女」に戻すと……。
これは、誰もがなり得ることです。
まず、自分の軸がぶれぶれになっちゃって、自信を喪失して
心がカラカラに渇いてしまって、与えられる愛を求めてしまう状態に
女性は陥りやすい生き物なんだと思うのです。
そして、
愛を求める対象である、彼氏の状態も「重めの女」認定には関わってくるのですね。
彼自身がいろんなことが重なってテンパっている状態だったら、
「今、それに関わっている場合じゃないから」ってなる。
イメージするならば、
彼は背中にリュックを背負って、両手にもボストンバック下げている。
そこに、
「これ持って?」と新たな荷物を差し出されてしまったら、
「ごめん。もう持てないよ」ってそんな感じです。
彼女と彼の状態によって「重めの女」が誕生してしまうわけですね。
リュック背負って、両手に荷物提げているって知っていたら、
「これ、持って」なんて言わないわよっ!
と賢明な女性は思う。
だけど、この彼の荷物が、女性には「見えない」ことが多い。
男性ってね、なかなか言わないのですよ。
「今、すごく大変だから」って言うことが負け、みたいな気持ちになるのか分からないけど、
言ったとしても、ものすごーく控えめに表現したりする。
これもね、「自分の状態を正しく表現しましょう」ってことにつながるんだけど、
男性は多分、控えめに表現することで自分を鼓舞する、という方向に
もっていきたい生き物なのではないかな、って思うんですよ。
まあ、単に「かっこわるい」っていうのもあるんだろうけど。
私は街を出歩いていると、変わった出来事に遭遇しやすいんだけど、
4~5歳くらいのちびっこの男の子が、
股間をつまんでおしっこガマンしているのをよく見かけるのです(笑)
女子トイレでお母さんが下の子のおしめ交換をしている傍で、
ずーっとつまんでるボクとか。
そういうのを見ると、
『男の子って、こういうやせ我慢するんだな~』って、ふふふって思う。
きっと、男性はそういう心を持ったまま、大人になっているのだろうな、って。
だからね。
彼女が「重めの女」になりそうな状態になるということは、
彼に愛が足りないの!って訴えているということでしょう?
そういう状態になっているのは、
彼が今、いっぱい荷物を持っているから、ということがほとんど
なのではないかと思うのです。
そういうときは、
重たい荷物を背中に両手に持っている彼に、
「これも持って!!」と新たな荷物を
押しつけている自分の姿を想像してみるとよいな、と思うのです。
そうしたら、きっと、
不安な気持ちも落ち着くだろうから。