今朝、起きたら、左目の奥が痛かった。
今まで感じたことのない痛み方って不吉。鏡を見ても、異常なし。でも、押したり、顔をしかめたりすると痛い。
『なんか、悪い病気?』
ネットで調べると、心配が倍増するような病名が出てくる。
速攻で、眼科に行く。
受付で、「目が痛い」と言っているのに、治療の要点を書いた紙を渡され「読んでください」と言われて安堵する。重病の兆しだったら、こんな呑気な対応はしないだろうな、と思って。
不安な患者は、医療機関でのささいな出来事に一喜一憂する、の見本のような反応である。
視力とか眼圧とか調べて、診察室へ。
ちなみに、この頃、視力がいい。両眼1.0に復活している。
ちょっと自慢げなわたくしですが、老眼に向かうプロセスの途中に起こる現象らしいです。
数値がよくなっていく老化現象。
診察室に入り、女性の先生が診察してくれる。
で、診断は。
「ものもらいの、できはじめだと、おもいます」
「は?」である。
だってさ、ものもらいっぽい、様子はなんにもないんですよ? 外見上は異常なしなのに?
ものもらいが、見えないところにできるのなんて、知らなかった。
しかも、こんなに痛いのに?
いや、集中力を保てないくらいに痛いのですよ。
なのに、ものもらいなのだそうだ。
不服そうにしている私をよそに、淡々と治療法のお話をする先生。
抗生物質の服用について「抵抗ありますか?」と質問され、
「できれば、飲まずに治したいです。
がんばります!」
と、ヘンな宣言をしてしまった。
背後から、看護師さんが鼻で笑ったであろう風が吹いてきた。
目薬だけ処方してもらうことに。
で、最後に先生から
「安静にしてください」
のアドバイスが。
私の好きな言葉のひとつ「安静」。
医師に「安静に」と言われた途端、ただのダラダラが正当な「安静」という行為に変換されるという、不思議。
しかし、顔面が痛くて、予想以上に消耗していたわたくしは、安静を楽しむ余裕はありませんでした。
目薬をさして、安静にしていたら寝てしまった。
目が覚めたら、少し、痛みが引いていた。
目薬⇒寝る⇒目薬⇒寝るを繰り返せば、直るのかしら?と淡い期待。
先生曰く、暑さで体が弱ったために、ものもらいになった可能性がある、とのことです。
自分で思っている以上に体が弱っているものなのですね。