記憶にある限り、最低でもこの5年ほど、風邪ひとつひかず。
インフルエンザの猛威もホントに他人事、と恥ずかしいぐらいに健康自慢の私ではありますが……。
今年の春は、低気圧に覆われる日が多いような感じがして、ちょっとしんどい今日この頃。
低気圧が来ると体調が悪くなる人のこと気象病と呼ぶことを、お天気キャスターの天達さんがテレビで言っているのを聞いた時、思わず、「そ、そうなんだ!」と目からウロコでございました。
爆弾低気圧なんて、そりゃ、もう、天敵です。家でじっとしていたら、「ちょっと横になろうかな」という誘惑にまず、勝てない。そして、この誘惑に負けて横になると、ますます具合が悪くなる。
症状はさまざまらしく、私の場合は、倦怠感とか視力の低下とか、肩コリとか、全体的にだるーい感じになるのですが、中には、ぜんそくが悪化したり、リウマチや古傷が痛んだりして、ホントに起き上がれないくらいの人もいるらしいです。
そこまで日常生活に支障をきたしてはいないものの、この春のように頻度が高いと「元気な日」が少なくなるので、慢性疲労みたいになってきて、しんどくなってきます。
そして、わたくしは不惑ワクワクを超えたというのに、若者にしか聞こえないといわれるモスキートーンが聞こえるヤングな耳の持ち主でございます。
モスキートーンが聞こえない、年齢相応のお耳をお持ちの皆様のために解説しますと、この音は大変、不快な音でして、黒板にツメを立ててキー!に匹敵する、その場を素早く立ち去りたくなる代物です。
都内にはモスキートーンが出まくっている場所がたくさんございまして、例えば、コンビニとか、芸能人が出入りするテレビ局やラジオ局の関係者出入り口あたりとか(出待ち入り待ちの若者対策と思われます)、突然、アレが聞こえてくると、ほんとね、帰りたくなる。
でもって、低気圧の日にコレが聞こえると、ホントにね、頭の中がどうにかなりそうな感じに襲われます。
でね、何が言いたかったかと言うと、私、子どものころから気象病なのですよ。
子どもの気象病患者もいるわけですよね。
で、それにモスキートーンが重なると、精神がかき乱されるんですね。すごく。
私はおかげさまで不惑ワクワクですから、思春期のようなメンタルの不安定さはありませんし、モノも知ってるし、自分の体調との付き合い方も知っている。でも、10代のときに、モスキートーンにさらされていたら?と考えると、とっても情緒が不安定になりそうだな、と思うんです。
人の力が及ばない不安がたくさんあって、子どもの未来を考えようよって言うのなら、
人間の意思でどうにかできることは、やめたら? って思うんです。
わざわざ不快な音を出して、たむろする若者を追い払うって、家畜が逃げないようにとフェンスに電流を流すのと同じ発想のように感じるんですよね。