リニューアルの最初から、辛口な内容で恐縮ですが……。
恋愛を目的とした自分磨きにいそしんでいるご婦人たちの多くが
「自分磨き」の方法がズレていると思います。
男性は外見的には「ぱっと見た目のおおざっぱな印象」で女性を見ています。
そして、「自分の妄想に近い想像で女性に好意を抱く」という傾向があります。
妄想に近い想像の分かりやすい事例を挙げますと、
白衣の天使=患者さんに接するように優しく自分のことを看病してくれるに違いない
キャビンアテンダント=乗客に向けるのと同じ美しい笑顔と気配りが自分に向けられるに違いない
そう思うから憧れるのです。
そして、ナースもCAも制服という分かりやすいコスチュームがある。
しかし、現時点でナースでもCAでもない女性が、いまさら転職するのも大変です。
そこで、出番となるのが「着物」なのですね。
着物はぱっと見た外見的なインパクトが強い衣装です。
そして、着物を自分で着ることがデキる女性に対して、男性は
「大和撫子のような心を持った女性に違いない!」という妄想に近い想像を抱くのです。
実際、着物を着るようになると、「半衿を縫い付けるために裁縫をする」とか、
「着物にアイロンがけをする」といった、女性らしい家事スキルが求められるので、
自ずと上達していきますし、日常的に行うことになります。
男性はそういうところにグッとくるらしいのです。
また、着物の構造上の理由から動作がゆっくりになるため、
なんとなく、おしとやかに見える。
けれど、
女性は「自分磨き」をしようとすると、
外見的にはミリ単位の小さいパーツにこだわる傾向があります。
エクステとかネイルとか、そっち方面の。
これ、広告で言うところの「訴求ポイントがずれている」という現象になっています。
もっとね、バーンと広い面積でとらえられる部分を磨いた方が、
恋愛における「自分磨き」は費用対効果は高いです。
何を選ぶか、は人それぞれだし、
エクステとかネイルは自分の気持ちが上がるものでもあるので、
それ自体が悪い、というわけじゃないんですよ。
あくまでも、訴求ポイントとしてはずれている、ということです。
それに、エクステもネイルも「専門家にやってもらう」ことなので、
それをつけている人自身のスキルを表明するものではない、という弱点もあります。
また、男性自身には何ら、ベネフィット(メリット)のないもの、という点も非常に残念。
自分の彼女がきれいなネイルをしている、ということを男友達には自慢はできませんが、
彼女が着物をキレイに着こなすことができる、
ということは男社会で自慢できるというベネフィットがあるんですね。
なので、ポイントが高いわけです。
ということを、私は20年ほど歩んで参りました着物道で学んだ次第です。
着物を着ることができる、というだけで男性から好意を抱かれる時代がやってこようとは、
幕末藩士の皆様も、夢にも思っていなかったに違いありません。
平成の世の女性の「自分磨き」の最高峰はズバリ、着物です。
恋活、婚活と真剣に向き合って行きたい、そう考えているなら、
ぜひ、ご一考くださいね❤