「よそゆき」として着物を着ることの多い私ですが、もうちょっとドレスダウンした装いを
考えてみました。洋服でたとえるなら、きれい目ジーンズ、というところでしょうか?
この日は着物部の活動日だったので、相方・昭子さんとのツーショットです。
右が昭子さん。左が私です。私の着物は10月24日のブログで登場した紬です。コートは叔母から譲り受けたウールのもの。軽くて温かいので、この冬、大活躍しそうです。足袋については、白足袋派ですが、今日は普段着系なのでソックスのようになっている簡易な足袋にしました。半襟はダークグリーンです。帯は写真では見えませんが、半幅帯にしました。昭子さんは黒地に赤の線が利いた、きりっとした大島紬の着物に花の刺繍の帯でした。
この日の着物部は、下北沢駅で待ち合わせてから昭子さんのお宅へ向かいました。
昭子さんのおうちの松です。その名も「平松の松」です。わざとらしく松葉をいじっている感じが笑える写真です。昭和の母、みたいです。着物を着ていると、言動や思考回路が時代を逆行していくような気がします。松の緑とコートの赤が映えています。
この日の着物部の様子の詳細は、来年、1月発売の『InRed』にてお楽しみいただける予定です!
着物を着ているときとそうでないときは、周囲の視線の数が違います。洋服のときは2だとしたら、着物時は10ぐらいの違いです。それだけ、注目度が違うのです。注目度の違いは、着物の格や種類によっては変わりません。晴れ着を着ていても、普段着を着ていても、よそゆきを着ていても10見られることには違いはないのです。だから、『今日は普段着系だから~』と、うっかり洋服感覚で気を抜くのはNG。洋服の場合、気合と注目度は比例しますが、着物の場合は「着物を着ているだけで注目される」のです。
普段着系の着物を楽しむためには、「お手入れがラクなアイテムを多用する」ことが大切です。普段着るわけですから、こまめに気軽に洗濯できるほうがいい。そこで、この日の私は、長じゅばんは「うそつき」を着ました。「うそつき」とは、肌襦袢と長じゅばんの機能が合体したもの。見える部分は「長じゅばん」風なのですが、見えない部分は木綿の肌着という形状をしています。お誂えでも、1万円台から手に入るので大変、おススメです。「うそつき」のメリットは①重ね着枚数を減らせるので、着付けがしやすい、②自宅で洗える素材もアリの2点でしょう。袖やスソ部分はポリエステルの生地ですので、ジャブジャブ洗えます。が、保温性という綿ではやはり天然素材には叶いません。(2万円台のものを選べば、洗える天然素材のバージョンもあります)
コートもウールですので、通常のクリーニングやウール用の洗剤を使って手洗いすれば、自宅で洗濯もOKです!
今週、1週間は愛犬・風太が実家に行っていて不在なので、このチャンスに普段着系着物についても、もう少し、考えたいです。