6月2日出席した「ドイツワインの夕べ」の模様が、「X Brand」というサイトで紹介されました。着物部・昭子さんとのツーショットもありますので、是非、ご覧くださいませ。
http://xbrand.yahoo.co.jp/magazine/inred/76/1.html
さて。今週のタイトルを見て、「この人、よっぽどデートが嬉しいのね」と思った方も多いことでしょう。その通りです。そこで、先週に引き続き、浴衣デートの心得をば。
浴衣に限らず、着物もそうなのですが、デビューしたての頃、おろそかになりがちなのが、「履物」です。浴衣(着物)と帯を買ったら予算いっぱい、になりやすく、履物は「ま、いいか」と適当に選んでしまいがちだからです。
この「適当」が危険です。値段は、そりゃピンからキリまでありますから、当然ですが「高いものはいい」です。でも、ここで言う「危険」とは、サイズのことです。サイズが合っていないと、足が痛くてデートどころじゃなくなるからです。
下駄を選ぶときは、鼻緒とツボ(写真下駄の赤の部分)に注目しましょう。素足と接触する部分ですので、ここの素材が固いとすれて痛いのです。写真の下駄のように、ふっくらとした素材のもののほうが、痛くなりにくくて安心です。
また、鼻緒のすげ方も重要。とくに、甲高の人は、鼻緒がキツくて圧迫されるような痛みを感じる場合があります。反対に、甲が低い人は、フィット感がイマイチになりやすく歩きにくい。
草履や下駄はその形状がビーチサンダルと酷似しているせいか、フィッティングの必要性がなさそうに思われがちです。でも、ビーチサンダルにも履き心地がありますよね? 指と指の間が痛くなって海水がしみた経験、ありますよね? 同じ部位が痛むのですよ。選び方を間違えると!
足が痛くなったら、デートどころじゃありません。たちまち、無口になってしまうことでしょう。付き合い始めのカップルならば、『オレとのデートはつまらないのかな?』などと思わせてしまいかねません。付き合いの長いカップルならば、「足が痛い」ということを火種に、「なんで、そんな下駄を履いてきたんだよっ!」とケンカになるかも知れません。
入念に下駄を選んだとしても。初めて履いて出かける日は、絆創膏を持参すること。
可能であれば、おニューのうちに半日ぐらい、室内履きとして履いて足に慣らしておくとよいでしょう。