今日は、着物部の相方、昭子さんの上方舞の勉強会、いわゆる発表会に行ってきました。
7月、8月は着物の衣替えでは、「薄物」の季節となります。「薄物」とは、絽、紗、麻などの「透ける素材」の着物のこと。今日は小千谷縮の着物に博多献上帯というコーディネートです。
「薄物」は、正絹の絽の着物を持っているのですが…。一度、袖を通したら、確実にクリーニングに出さねば汗染みができるであろう、この季節。正絹を着る勇気がなかなか振り絞れません。小千谷縮は麻素材でして、じつは、自宅での水洗いが可能。しかも、アイロンがけ不要なので、ついつい小千谷を着てしまいます。
小千谷縮は、着物の中では涼しい部類なのですが、それでも正直言って、今日の東京の気温ではかなり暑かったです。でもね、そこはグッとガマン。夏の着物は「見ている人が涼しげに見えること」が粋とされるので、間違っても「暑いわ」などと口にしてはいけないのです。
電車に乗るときは、密かに冷房の噴出し口の下を陣取って、冷風を浴びる。保冷材を首の後ろに当てて涼む、などの技を駆使して、「涼しげな顔」を作る。それが、夏の着物の極意と言えましょう。
ちなみに、昭子さんの舞は、とっても美しくて素敵でした!
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