もうすぐひな祭りですので、雛人形を飾りました。七段飾りに憧れた少女時代。でも、オカンに「うちは、マンションだから」と納得できるような、できないようなことを言われ、親王飾り(お内裏様とお雛様だけの雛人形)でガマンしていた少女時代。七段飾りを却下された腹いせに、お内裏様とお雛様の首をすげかえて怒られた少女時代。そんな時代もあったよね、と、懐かしく思いながら。後方のキャンドルは「ぼんぼり」の代わりです。
今週も着物でお出かけしたものの。「写真を撮ってください」と言えない意外と内気な性格ゆえスナップなしです。すみません。
そして、本日、日曜日。原稿を必死に書いていましたら、左手薬指&小指に不穏な痛みが…。これは、腱鞘炎の予兆です。数年前に左手薬指&小指から腕を伝って肩までピキーンと走る痛みを初めて感じ、慌てて整形外科に行ったところ「腱鞘炎ですね」の診断。レントゲン撮影後、蝶ネクタイを締めた、ものすごくおじいさんの先生に「お仕事は何ですか?」と聞かれ、「文章を書く仕事をしています」と言うと、「左利き?」と先生。「あ、手書きじゃなくてパソコンで書くので、キーボードですから両手を使うので…」と言うと、キーボードという単語に反応したのか、「じゃあ、ピアニスト?」と誤解するおじいちゃん先生。何度説明しても、「ピアニスト」と一度、思い込んだ先生の脳内記憶を訂正することができず、カルテに「ピアニスト」と書かれ、シップをもらって帰宅。
以来、なんどか「もしや?」な痛みに襲われてはバンテリン(いい薬です)を塗って対処してきたのですが…。ああ、また、もしかして? な不穏な痛みが…。今日もバンテリンを塗布。明日、バンテリン、買いに行こう…。
話が飛びましたが、ひな祭りには紙や草木で作った人形で身体をなでて、穢れを吸い取らせて川や海に流して厄払いをする、という「流しびな」の風習にルーツがあるそう。
腱鞘炎をはじめ、すべての災いが早く去りますように、とバンテリンを塗りこめながら、雛人形にソッとお祈りいたしました。