「草食系男子」という概念(?)が流行っています。現在、25歳~35歳ぐらいの男子で「据え膳、食わない」、「送り狼しない」、「出世欲や向上心なし」などが草食系男子の生態・傾向なのだそう。そして、強く逞しくなりすぎた、肉食系女子は「どうやって草食系男子を射止めるか」の傾向と対策に思案しているらしく。いろいろな女性誌でも特集が組まれていたりする今日この頃。
世代的にもバッチリ「草食系男子」な20代男子たちに、「栗原さんは、肉食系ですよね」と言われました。
まあ、世代的には肉食系ですわね。でもね、超個人的な経験ですが、肉食系な男女って、何かと対立するわけですよ。なにせ、突然、「男女平等」を突きつけられた世代なもので。
これは、私の個人的な経験なのですが、高校生になるまで「高卒で就職して、22、23ぐらいで結婚して主婦になって~」なんて本気で思っていたのです。なのに、高校二年生の進路指導では突如、「進学しろ」と先生に言われ、面食らいました。男女雇用機会均等法の施行により、「これからは、女子も男子と同等に働く時代です」になったからですね。
そんな時代が来ることが分かっていたら、小学生の頃からもっと真面目に勉強していたであろう、私。「進学しないし」、「お嫁さんになるし」と、のほほんとたいして勉強もせずに高校生になっていたわけです。
なので、進路指導で「就職したい」と抵抗しました。さらに、
「先生。今は景気もいいですし、就職口もたくさんあります。でも、4年も大学に行ったら、どうなるか分かりません。なので、進学するとしても2年、短大か専門学校にしか行きたくありません」
などと発言。すったもんだの末、「推薦を取るから」ということで短大進学で合意し、「推薦で短大に合格したら、運転免許を取らせてあげよう」と親にニンジンをぶら下げられて。短大へと進学したのでした。
短大を卒業後、たいした努力をすることもなく就職したのですが…。高校の同級生で四年制大学に進学した友人たちが就職活動をする頃には、氷河期が始まっていました。高校の担任の先生に高校卒業から5年後、「進路指導のときのあんたの発言、忘れられないよ。すごい予言だったよね…」と言われたのですが…。
短大を卒業する頃に結婚話もあったのですが、就職してバリバリと働いているうちにいつの間にか、「内なる肉食魂」が目覚めた私。そして、まあ、いろいろありつつ、今日に至るわけです。草食系から肉食系への転向を「時代」によって余儀なくされ、筋金入りの肉食系女子になってしまったのでした。
肉食系男子と同世代の女子は、「やっぱり男子は肉食じゃないと」と言います。けれど、彼女たちよりもお姉さんの私は知っています。
肉食同士はぶつかりやすい、という現実を。
年齢のせいかしら? 最近は「すき焼きのお肉は3枚で大満足でお腹いっぱい。あとは、白菜、いただくわ」みたいな食の好みになっていますしね。
あ~ 見ますね「草食男子」特集。
あと、「恋愛体温」なる言葉も見受けましたよ。
雑誌のライターさんは、いろいろとおもしろいことを考えるもんだと感心して読んでいます。
脱・軟禁生活ですか?お疲れ様でした。
投稿情報: 森2号 | 2009/03/18 20:38