読書に関して、この一年ほどの間に私にある変化が起きています。
それは、「読書している期間は文章を書けない」、「文章を書いている期間は本を読めない」というもの。以前は、読書と並行して原稿を書いていたのに。いつのまにか、どういうわけかこんな不器用な身体になってしまいました。
これは、非常に困ります。
でも、どうしてもダメ。
読書のスピードは速いです。先日、電車の中で読書をしていたら隣に座っていたおばあさんに、「失礼ですが、本当に読んでいらっしゃるのですか?」と聞かれました。ページをめくるのがあまりにも早いので、「読んでいるフリをしているのかと思った」と言われました。
昔から読むのは早く、活字中毒だったので、趣味で本を買っていた時代はお金がかかって仕方がありませんでした。このごろは仕事関連の読書が多いので、読書の経費が削減されて嬉しい限りなのですが……。
「書く」と「読む」を同時並行できない。
「読む脳」と「書く脳」のスイッチを小まめに切り替えられなくなっている、そんな感じがします。
明らかに仕事の効率が悪いので、ちょっぴり悩みの種でもあります。
私が猛烈に読書している間、風太はお気に入りのぬいぐるみを枕にして「んごー、んごー」とイビキをかきながらお昼寝中。
風太くん、本日、新技「は~い!」をマスターしました。
激写に失敗したのですが、「クッキー食べる人!」と言うと「はーい!」と挙手します。
昨日で6歳半になった風太。人間で言えば42~3歳というところでしょうか。風太はオッサンになっても、新しいことを覚えられるのに。私はどんどん、「できたこと」が「できなく」なっているように思う、今日この頃です。