まだ8月ですが、振り返ると今年は電化製品との付き合い方について、考えされられる年となりました。
2月ごろ、FAX複合機のプリンターが故障して「請求書が発行できない!」とパニくって泣いてからというもの、CDコンポやらパソコンやら、ありとあらゆる電化製品が故障に見舞われました。
このとき、私は電化製品はずっと使える、という大いなる勘違いをしていることに気付きました。あと、「この前、買ったばかり」という、「この前」が軽く5年くらい前のことだったりするという、時間の観念が少々、歪んでいることにも。
パソコンが断末魔のうなり声をあげているというのに、「なんか、うるさいんだよね」と澄まして酷使していたり、CDプレイヤーの音飛びを「叩いて」直そうとするのは「おかしい」ことだと知りました。
昨冬、クローゼットを整理中に、怪力で扇風機を破壊。今夏は無意識のうちに扇風機を買わずに「我慢する」という選択肢を選んでいましたが、さすがに、この暑さに負けて購入したのですが……。なんで我慢を選んでいたか、というとひとりで買いに行けなかったからでした。
「片づけられない女」みたいなものです。「家電が買えない女」なのです。
理由なんてないのです。家電量販店や家電売り場が苦手なのです。いろんな種類を目の前にすると、ボーっとしてしまい、もう、どうでもよくなって「今日じゃなくてもいいか」と思ってしまうのです。扇風機を買いに行ったときも一瞬、「どうでもいいや」と思いそうになりましたが、購入に付き合ってくれた助っ人が半強制的に選んでくれたおかげで無事に買えました。
今まで、「片づけられない女の人って、どういう神経をしているんだろう?」と思っていたのですが、神経の構造は私も一緒です。現象としての現れ方が違うだけで。だから、一度買った家電を末永く使い続けてきたのです。
しかし、老朽化に伴い、今年に入ってから私の家の家電関係は整理されていきました。テレビもCDプレイヤーも、その他もろもろ廃棄しなくては、という段階になって、また、オロオロしました。粗大ごみ、申し込んでも、すぐには持って行ってもらえない、という現実に。
3月、4月、5月はゴミが混むらしい。
この問題については親切なご近所の犬友が、回収業者のお友達に頼んでくれて無事にクリアしました。
「風太ママみたいな人は、悪徳回収業者に騙されやすいからね。気をつけたほうがいいよ」
と言われたのですが、私のように「片づけたがる女」はゴミが部屋にあることが我慢できず、悪徳業者の言い値で引き取ってもらおうとするのだそうです。あぶないところでした。
着物だったら、どんな高級店でもずかずか入っていけるし、どれだけ選択肢があってもボーっとするどころか、張り切ってしまうというのに。人間っておかしな生き物ですね。
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