紫外線対策に気をとられていましたが、うっかりオバサンっぽい言動をしてしまっては意味がないことに気付きました。オバサンっぽくならないことを心がけようと思い、すでにやらかしているオバサンっぽい言動を反省しつつ、予防につとめたいものです。
とある仕事の席で、なにがオバサンなのか? ということを議論していたところ、「図々しくなる」という意見で一致をみました。たとえば、スーパーで「袋をもう1枚ください」と平気で言えてしまうとか。外食中にお店で大声で店員さんをよぶとか。そういう振る舞いは年齢を重ねるごとに謹んでいったほうがいいようです。
かといって、おどおどしていては、ただのおどおどオバサンになってしまいます。匙加減が難しいですが、「24歳のときの自分」くらいの状態を思い出しているといいのではないか、と思います。
24歳のころ、ワタクシは真夏の害虫、アイツに対し、とてつもない恐怖心を抱いていました。アイツの出現によって、比ゆ的表現ではなく、本当に気絶しそうになったこともあったほどです。視野が狭くなり、目の前が暗くなっていき、『あ、気絶しそう』と薄れゆく意識の中、かろうじて『気絶したら、アイツが私の顔の上を歩くかもしれない』と思い、気絶をくいとめました。でも、その直後、友達から電話がかかってきて、「声が震えているけど、何かあったの?」と心配されました。その友達はアイツに強く、「殺虫剤で弱らせてお箸でつまんでポイすればいいのよ」とアドバイスしてくれ、その強い精神力に心から尊敬の念を抱きました。電話がかかってきたとき、私は「アイツがいる部屋なんかで眠れない」と思って、ホテルに泊まろうと荷造りしていたのです。サンシャイン60の近くに住んでいたのでプリンスホテルに泊まろうとしたのですが、巣鴨プリズン跡地に泊まるなんて、今から考えると、そっちのほうが怖い可能性が高かったです。
そんな乙女だったワタクシですが、その後、素晴らしい武器(スプレータイプの殺虫剤)が発売されたこともあり、気丈に対決できるようになりました。まず、殺虫剤を取り出しながら、パグ犬風太に「ふうたっ!ハウス!」と命じます。母さんの殺気ムンムンの声の迫力に押されるのか、ものすごく言うことをききます。風太に殺虫剤がかからないことを確認してから、シューっと噴射。絶命したアイツをほうきとチリトリで確保し、捨てて、殺虫剤がかかった場所を拭き掃除してから、「ふうた。もういいよ」と言うまで、風太は避難しています。
これが、オバサン化、というものなのでしょう。
今の家に引っ越してきた当初は、「もう、引っ越したい」と思うほどアイツが出現していたのですが、「部屋を浄化するとアイツが出てこない」という一文をスピリチュアル系の本で見つけ、わらにもすがる思いで部屋の浄化を実践してからというものアイツは出てこなくなりました。アイツが出てくるのは部屋の気が悪いせい、というのは本当なのかも知れません。
この2年ほどアイツを家で見なくなったので、道端などで遭遇すると再び、乙女のころのように動揺するようになり、乙女の気持ちを少し、取り戻せたなあ、と思います。
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