世間の皆様が夏休みっぽいムードが漂う中、仕事に向かうために渋谷から山手線に乗りました。ホームで電車を待っていると、私の近くに巨大スーツケースを持った外国人軍団がわらわらと押し寄せてきて、何やら英語で話しかけてきます。ほかにもたくさん人がいるのに、どうして、私を選ぶのでしょうか? 昨秋、フィレンツェに行ったときに、英語がまったく通じず、ホテルの女性に鼻で笑われた上、帰りの飛行機で「ウォーター」を切望しているのに、二度も「コーラ」を出され、すっかり英語に関して自信を喪失したこのあたくしを、よりにもよって選ぶのはなぜ?
言っていることは分かるのですよ。
成田エキスプレスに乗りたいんですよ、彼らは。で、この電車に乗って品川で降りればいいのか? と聞いているわけです。成田エキスプレスって、渋谷からも乗れるんじゃなかったかしら? と思いましたが、複雑な会話はできませんので、「それでオッケーだよ」と教えてあげました。すると、「サンフランシスコから来たんだけど、サンフランシスコ行ったことある?」と、あろうことか、さらなる会話を求めてくるではありませんか。
当たり前のように英語で話しかけてくるのがとっても嫌だったのでした。
「英語わかりますか?」と、あらかじめ聞くくらいの謙虚さを持ち合わせて欲しいものです。
そして、8月9日に陽気に大声で山手線で「俺たち、アメリカ人だぜ」と喋りまくるのは、いかがなものか? ということにも気づいて欲しかったのでした。
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