計画停電や、余震の可能性など、まだまだ予断を許さない状況が続いています。
何もできない状況で、今、私たちができること。
それは、未来に向けての「準備」しかありません。
募金に向けての動きもスタートしました。東京は食料品不足に陥っています。今日、明日、あさっての食糧の確保が難しくなってきています。ガランとした陳列棚を前に、いらだちを隠せない人も増えてきたようですが……。落ち着いて行動をしたいものです。
私は防災など、こうした状況に対応できる専門家ではありませんが、フリーライターとして、これまで、そうした専門家の方々へ数多くの取材をしてきました。
私ができること、として、その経験をお伝えしたいと思います。
まず、余震がきた場合と、今後の食糧など物資の入手が困難になる場合を想定しての準備です。
旅行の支度ではありません。非常事態に備えた準備です。こういうとき、海外旅行用のスーツケースが出番? と思いがちですが……。道路がでこぼこになったとき、持ち運びが困難になります。リュックなど肩からかけられるバッグを選びましょう。
黒いバッグには、以下のモノを入れました。
2ℓのペットボトル1本/スニーカー/ショーツ2枚、靴下1枚、パーカー、ラフなパンツ/ウエットティッシュ/ボックスティッシュ1箱/タオル2本/風呂敷2枚/生理用ナプキン2パック/板チョコ2枚/薄手のブランケット1枚/軍手/
手前のグレーのバッグは、以前、クレジットカードのポイントでもらった「阪神大震災の教訓から生まれた、緊急キット」です。これには、もともとのセットとして、
電池式のラジオ兼懐中電灯/手動式の携帯電話充電器/サバイバルシートがセットになっていました。
サバイバルシートとは、保温、断熱、防風、防水ができるアルミ蒸着ポリエステル製のシートです。
さらに、個人的に次のアイテムを入れました。
けむりフード(火災発生時に煙をガードする)/絆創膏/シップ/カイロ/ガーゼハンカチ2枚/手ぬぐい2本/鎮痛剤/ポケットティッシュ/ハサミ/石鹸1個/ハブラシ
手ぬぐいや風呂敷は、木綿製ですので、負傷したときの応急手当てにも使えます。生理用ナプキンは止血帯にも使えます。
食糧は板チョコ2枚だけですが、私が持ち歩ける重量を考えると、これが精一杯です。
コンタクトレンズを使っている人は、メガネが必須アイテムになります。
また、持病の常備薬のある方。薬の予備はもちろんですが、飲んでいる薬の名前を必ず携帯にメモリーしつつ、メモった紙を携帯し、もちろん、暗記もしておいてください。
ほか、自宅にあったペットボトルには水道水を蓄えました。飲料はもちろんですが、怪我をしたときの消毒には水道水が必要です。
計画停電が行われるようですね。
今夜の私の食事はホットケーキです。もうコンビニにもスーパーにもパンが売っていないので、これからまとめて作って数日分の食糧確保にします。