地震の翌日は、自宅で「無事」の報告をしたり、一人暮らしの友人たちとお互いの無事を確かめあったりして過ごしました。
友人の中には、被災地に身内や友人、知人がいるという人も少なくなくて。安否確認ができずに、「何もできない」もどかしさに胸を痛めながら、「これから、私たちができること」を考え、「いま、すべきこと」を考え、不安や恐怖を抱えるのではなく未来に目を向けていこうという話をしたりして。お互いを励まし合っていました。
節電はもちろん、不要な移動は控えることや、必要な人に医療が提供されるように、今、健康ならば、その健康を大切にすることとか……。私たちができることは限られているけれど、それでも、そうした、一人ひとりの心がけが大きなパワーになるんだよね、と信じて。
もう少し、時がたてば。状況がもう少し見えてくれば。きっと、私たちにできることがあるのだから。そのときまで体力を温存しておこうと。それは、すでに「準備」であって、「何もできない」と嘆く必要はないと。
大切なのは「何かをしたい」という気持ちを持てたこと。その気持ちが必要になる時がくるまで、私たちはジッとしているしかないのだけど。