大規模停電の恐れがある、という発表があった今日。
私の街では、一気に、明りが消えました。これから夕食時、というときに、各家庭での最大限での節電が行われたのでしょう。
一人ひとりの工夫と努力で、大規模停電は回避されました。
計画停電の実施でも、人々は不便を強いられていますが、こうした突発的な「節電要請」にっても、私たちの生活に支障をきたしています。でも、多くの人たちが一丸となって危機を回避しようとしたこと。それによって、実際に回避できたという事実は、素晴らしいことだと思います。
そして、寒さを我慢することなど、ささいなことだと気づかされました。
ただ、停電による信号機の停止で交通事故が発生しているとのこと。
これについて、自分でできる「備え」について、私がこれまでの経験から得ている情報を記しますね。
<歩行者として気をつけたいこと>
まず、服装です。夜、ドライバーから黒っぽい服装の人は、見えません。黒っぽい服装をしている人を「人がいる」と確認できる距離に入ってからブレーキを踏んでも、間に合いません。日本人は頭髪が黒いことも、こういうときには災いします。
けれど、白、赤、黄はある程度、見えます。
なので、黒っぽい服装は避け、白、赤、黄を身につけてください。ファッション的にイケてない、という問題は残りますが、命あってのオシャレですから、ここは譲りましょう。また、さし色的にそういう色彩を身につけることも大切ですが、面積が広ければ広いほど、ドライバーから確認しやすいです。
信号機のない場所の横断は、遠回りになっても歩道橋や警察官による誘導がある場所を選べるのであればそちらを歩く。
イヤフォン、ヘッドフォンで音楽を聴いていると、車の音にも気付きませんので、絶対にやめる。携帯電話での通話も然りです。
車の交通標識を意識し、車の流れを予測する。「止まれ」の表記のあるときは歩行者であっても一時停止をし、飛び出さない。
停電になっていると、心理的に不安になりやすく「早く家に帰りたい」という気分になり、急ぐあまりに周囲への注意力が落ちてしまいます。「いま、自分は注意力が落ちている」ことを自覚することで、注意を払えるようになる、とも言います。こうした不安感を和らげるためにも、可能であれば、懐中電灯を携帯しておくと安心ですね。