昨日、地震が発生してから、はじめて実家に行き、風太に会ってきました。
最初は大喜び。でも、しばらくして「わうわうわう。わうわうわう」と、カラダを震わせながら怒り心頭な風太くん。すごく、私のことを心配してくれていたのでしょう。「ごめんね、ごめんね」とハグ。私の顔を見て安心したのか、ひとしきり怒った後、ぐうぐう爆睡していました。
実家に泊まり、仕事をするために自宅に戻る途中の街は、ひっそりとしていました。けれど、小さなお店の人たちはみな、「自分にできること」をはじめていました。
肉屋さんでは、お肉を特売していました。フライパンで焼けばOKなように、味付きのカルビ肉を出血大サービス。「こんなときだからこそ、力をつけて欲しくて」と、お店のおばちゃん。
喫茶店では「地震当日、帰れない人がいっぱい来店されて。また、そういうことになったときに、ちゃんと食べるものを出したいから」と、ご老体なのに、スーパーに「ひとり一斤」のパンを買いに出かけていました。
ほのぼのとした気持ちになったのもつかの間。
先ほどから、大規模停電の心配がある、というニュースが流れています。東京電力の管轄にある人は、さらなる節電を求められました。
今日は東京は冷え込みます。暖房を消して明りのない部屋にいるのはラクなことではありません。でも、こうした努力が事態の悪化を防げるのであれば、と思います。
ただ、体調を崩しては本末転倒です。
これも、私のフリーランスライターとしての取材経験からの情報ですが、健康のために節電のときにカラダを冷やさないことを心がけて欲しいと思っています。
一度、体温が下がると、慌てて暖房をつけたところですぐにはカラダは温まりません。
なので、「冷えないように」することが大切です。
外出しているときは歩くなどして、カラダを動かしているのでさほど寒さは感じません。でも、ジッとしていると、室温が外気温より高くてもカラダは冷えてしまいます。
<節電のために暖房をオフにするときに気をつけたいこと>
外出から戻ったら、すぐに着替えます。冬場でも、着物は脱いだ後、半日くらいは陰干しするのですが、それは着ている間に汗で湿っているからです。湿り気は冷えにつながります。ですから、乾いた衣類にすぐに着替えましょう。
保温性の高い衣類を着て、暖かいものを口にする。寒さが苦手、と言う人はカラダが冷える前に、腰やおへその下、丹田の辺りにカイロをつけましょう。
首、手首、足首と「首」とつく場所が冷えると、カラダが冷えますのでマフラー、手袋、靴下の重ね履きも忘れずに。
今夜は格別に冷え込みそうです。状況に応じて、照明より暖房を優先するなど、優先順位の工夫も大切ですね。
私たちが風邪やインフルエンザを流行させないために、予防につとめることも大切です。うがい、手洗いもお忘れなく!!