水曜日の23時ごろから、「なんか、痒い」とかいていたら、あっという間に両腕の皮膚にブツブツが出現。
朝になってもブツブツしていて、かすかに痒いので原稿を放り出して皮膚科へ直行。問診票に「じんましん」と堂々と書く。
小児科、皮膚科、アレルギー科のクリニックゆえ、赤ちゃん連れが多く、『おばさんのブツブツなど後回しにされるんじゃないか?』と被害妄想に陥りそうになり、待合室にあった『CREA』のハワイ特集で心を和ませました。
無事、順番通りに名前を呼ばれて診察室へ。わりと年配の男性の医師に腕を見せると、
「これはじんましんじゃないですね」とすげなく、じんましん説を却下される。症例の写真をたくさん見せてもらいながら、「これが、じんましん」ね、とじんましんのお勉強。すっかり、詳しくなりましたよ、じんましん。
で、私のこのブツブツはなにかというと、毛穴の炎症、らしい。分かりやすく言うと、あせも。漢字で書くと汗疹。汗のせいで湿疹ができた、ということなのですが。そんなに発汗するほど暑くないよ、最近の東京は。
「体調が悪いとか、何か、原因があるのでしょうか?」と、しつこく食い下がる。
「いえ。むしろ、健康だからですよ」と言われ、意味がよく分からなかったのですが、生後5カ月の赤ちゃんが3人も待合室にいることを思い出し、これ以上の質問は控えました。
「寝ている間にぼりぼり掻いちゃって」と言うと、おもむろに「これ、私が書いた本ね」と著書を出す医師。じんましんや皮膚トラブルのときに「やってはいけないこと」のページをみせてくれる。つまり、「掻いちゃだめ」ということでした。
かゆみどめと、軟膏を処方される。処方箋を書いている間、ずっと「皮膚を清潔に」と言われ続ける。あの、あのね、先生。アタシ、朝はシャワー、夜はお風呂に入ってるんですが、これ以上、清潔にしたほうがいいんですか? と聞きたかったけど、赤ちゃんの「バブー」というちょっと、ご機嫌斜め気味な感じの声が聞こえてきたので、「わかりました」と引き下がりました。
「ところで、あなた、お仕事、文筆業ってどんな仕事?」
私が赤ちゃんのためを思って質問を控えたのに。先生に逆質問される。
薬をもらって安心したせいか、痒みは一瞬で収まりました。ブツブツ、もしかしたらメンタル面の問題かもしれません。
家に帰って、いろいろ考えてみたら、もしかしたら、最近の美容への取り組みによって、カラダの悪いモノが毛穴から出ちゃってるんじゃないか? 説を思いつく。それが汗と一緒に出て、毛穴が炎症ということもあり得るかも。
ブツブツ、全治10日くらいらしいです。