土曜日に携帯を機種変更しました。
ドコモショップの担当の方と、携帯の待ち受け画面にしていた写真(風太がハーイをしている写真)から、愛犬話で盛り上がる。
もはや、私は愛犬家ではなくて、犬オタクのようです。
街を歩けば、「あ、アイリッシュセッターだ」「わあ、バーニーズ マウンテン ドック!」とか、いちいち、口に出してしまいます。鉄道オタクの人が、車両を見て「○○系だ!」と言うのと変わりません。よその犬、とくに珍しい犬種にでくわしたら、「写真、いいですか?」と撮影してしまう。グッズ蒐集癖も、最近はさほどではありませんが、「パグの絵柄がついていると、つい欲しくなる」のは今も変わらない。
行動が、すべて、鉄ちゃんと被ってる……。
私は、自分には「オタク気質はない」とばかり思っていました。しかし、それは、自分をちゃんと理解していなかっただけで。立派なオタクです。それを証拠に、私が犬談義に花を咲かせると、どん引きされることが、しばしばある。
犬モノの感動映画(犬モノ映画は、たいていが感動モノ)の予告編を見ただけで泣きそうになるし。泣くから観ないけど。映画『犬と私の10の約束』は、主演女優の田中麗奈さんにインタビューしたとき、マネージャーさんから「田中が出てるので、よかったら…」とパンフレットをいただいたのですが、
「スミマセン。今、読んだら泣くので。家で読みます」
と、主演女優の前で言ってしまいました。マナー的には、拝見して感想を述べるべきシチュエーションなのに。しかも、大好きなトヨエツさまも出演していたというのに。
読書も危険です。
『盲導犬クイールの一生』は、書店で装丁を見ただけで泣いた。絶対、読むまい、と心に決めたけれど、「今月の書評は、これでお願いしまーす」と送られてきて、文字通り、泣く泣く読んだ。
その後、著者の石黒謙吾さんにお会いする機会に恵まれたのですが、ダジャレを連発されていて、『あんなに号泣したあたしって……』とショックを受けました。
以前、住んでいた街には、いきつけのドッグカフェがありました。もう、常連さんは犬オタク揃いで、すごく居心地の良い場所でした。犬の話を好きなだけできて、犬への思いを共有できる人たちがいっぱいいて。
今、住んでいる街も、いい街なんだけれど。そういう場所がなくて。それが、ちょっと寂しいです。
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