先日、アラサーの女性とお話していて、健康の話題になった。
まだ、20代後半だというのに。「疲れが溜まっているんです」「朝、起きられない」という。
何気なく、「姿勢を直したら、調子もよくなるよ。まっすぐのつもりだろうけど、まっすぐに立ってないから」というと、「え? ホントですか?」とビックリ顔。
「横から見ると、顎と下腹が突き出ていて、背中が反っているでしょ?」
ショーウインドウに映った自分の横姿に「そ、そうですね。私、こんな姿勢なんですか」と戸惑うアラサー女子。
「うん。筋力も落ちてるだろうから、疲れちゃうんだよね。もっと、お腹に力を入れてみて」
というと、「力が入れられません……」と消え入りそうな声で言う。
「私くらいの年になったら、もっとあちこちガタがくるんだよ。もう、ほんとに白髪とか容赦ないんだから! 今から備えとかなくちゃ!」
正しい姿勢について力説するワタクシの剣幕に押されたのか、「が、がんばります」と言ってましたが……。
Sちゃん、その後、いかがですか?
たかが姿勢、されど姿勢。
今から十数年前、20代後半のころに出会った、エクササイズの先生にご指導を受け、正しいウオーキングとかひと通り、教わりました。その教えをきっちり守り、暮らしていた。着物ライフの甲斐もあって、下腹部、つまり丹田に重心を置いて、日々、暮らしていたのです。
そんなアタシですら、30代中盤ではむくみに見舞われ、リンパドレナージュのサロンに駆け込んだ。洋菓子を断ち、基礎体温を測り、歩く距離を伸ばすことで、このときの危機は回避したものの……。
「ちょっとなら、いいよね」
と洋菓子を食べたり、基礎体温があまりにも綺麗なグラフになるもんで、つけていても異変の「い」の字も発見できず、飽きちゃってやめた。丹田のことだけは、重心のことだけは、意識し続けてきたけれど、不惑の声を聞くころになって、再び、
「このままじゃ、いけない」
という状態になったのです。
むくみ、そして、ジワジワと体重増加の兆しと、悪化の一途をたどり続ける肩コリ。
そして、自分でマッサージしたり、整骨院行ったりとしはじめて、カ―ヴィーダンスに至るわけで。
カ―ヴィーダンス開始から2週間が過ぎましたが。結論としてはやはり、「運動は大切」ですね。
Sちゃんのような状態だと、食生活を見なおそうという方向性もあるけれど、それって、カラダがちゃんと「あるべき状態」にないと、難しいと思うんです。
姿勢が正されると、カラダの中で内臓が「あるべき位置」にピタッとおさまってきて、活動が活発になってくる。
すると、自然と「何が食べたいか」をカラダが発してくれるようになるんですね。
カラダが冷えてくれば「温かいモノが食べたい」と感じるし、スーパーでやたらと野菜や果物がおいしそうに見えて「ああ、カラダが欲しているのだ」と必要性を実感するようになれるのだなあ、と実感している今日この頃です。
ワタクシのカ―ヴィーダンスのその後の成果をご報告♪
な、ナント。ウエスト、-6センチ!
どうですか!
不思議なのは、体重はさほど減ってないのです。なのに、胴体部分、全体的に小さくなってる!
で、カラダの中の筋肉の”質”が変わってきたな、と感じる。うまく説明できないんだけど、「インナーマッスルがしっかりしてきた」という感じ。
貴子、がんばる!
白髪は減らすことはできないけれど。脂肪は意思とがんばりで、どうにかできる!