白髪を目立たなくしますよ系のトリートメントに励んできたものの、日増しに目立つ白髪を目の当たりにすると悲しい気分になることが辛くて。美容院へ。
「やはり痛みは気になりますから、カラーリングの頻度を下げて、トリートメントでつないでいきましょう」
と、美容師さんにプランニングをしてもらいました。トリートメントだけでは、やはり、にっくき白髪には太刀打ちできないようです。
「白髪混じりってオシャレ。憧れちゃう」
な、流行が訪れないものでしょうか。
帰宅後、ベッドで横になって読書していたら、睡魔が。あと一歩で読了なのに、というところで睡魔に負ける。
で、夢をみた。
夢の中で夢を見るという、映画『インセプション』みたいな夢をよく見るのですが、本日もまた、それ系の夢。この手の夢を見るときは、『ああ、これは夢だ』と自覚しているので、なんだか、とってもくたびれちゃうんです。しかも、夢の中で、みた夢がまた、おかしかった。
場所は鮨屋でお座敷のテーブル席で4人で食べて、呑んでいる。メンバー全員、知らない人。お勘定は割り勘なんだけど、ひとり、たくさんお酒を飲んだ人が7000円で、あとの3人は5000円と、妙に具体的。
しかも、夢の中で私は『酔っ払っちゃった』を実感しているのです。お酒に酔ってるアノ感じを夢で体感しているのです。
「これ、味見してみて」
と、渡されたグラスに口をつけて、「日本酒だ」と思う。味と香りも感じた。辛口だった。
ほろよい気分で鮨屋を出て、閉店後の、なんだか、怪しい商店街を怖がりながら歩く。閉店しているのに、店先にダウニーと生のイカが出しっぱなしで「ちゃんとしまわないと、盗まれちゃうのにね」なんて会話している。『そもそも、生のイカとダウニーという商品ラインナップがおかしいよ』と、生身の私は夢を見ながら思っているんです。
でも、夢の中の私は、商品ラインナップのおかしさには触れず、自宅に帰るのです。
その自宅もまた、なんだか、サザエさんちみたいなガラガラガラって、玄関の非常に古いタイプの家。家の中にいると、照明器具から大量に雨漏りがしてきて、ワッと目覚めた、つもりが、まだ、眠っていた。
『ああ、また、二重の夢だ』
と、生身の私はそこで気付いた。もう、目を覚まそうとしているのに、覚醒できないまま、夢の中にいる。意識は完全に取り戻していて、『何時なんだろう?』とか『洗濯物を取り込まなくちゃ』とか思っているのに、肉体は眠っていて夢を見続けているんです。
今度の夢でいる場所は、今の自宅で、かなり現実に近くて。へんに意識が覚醒しているものだから、現実と夢が混同してしまいそうになって、もう、なんだか必死な感じで今度こそ、意思のチカラで起きた。
眠ったとは思えないほどの疲労感。
夢ばかりは人と比べられないわけで。みなさんは、どんな夢を見ているのだろう? こんな込み入った夢をみんなもみているのだろうか? と気になります。