「くすのき園」という、東京都知的障害者育成会の社会福祉法人で販売しているナイロンたわしです。
自宅の近くの空き店舗スペースで、1日だけの営業で販売していました。たまたま、通りかかって購入したのですが、実は、二度目のリピーターです。
製作者は、知的障害者の人たちです。最初に購入したとき、売り子をしていたダウン症の男性が「僕たちは、被災地の人たちと助け合っているの」と、話しかけてくれました。
被災地にある、障害者施設の製品をくすのき園が購入し、販売する活動を行っているのだそうです。
私が二度目の購入した時は、あいにくの雨模様。
人通りも少なく、その日の売り上げはいまひとつ、とのことでした。
雑誌や広告の業界に長く身を置いておりますから、とっさに、告知やPRの方法が気になります。
彼らの志を知っていれば、近所の人ならお天気に関係なく、立ち寄ってくれると思うのです。
でも、あまりあれこれ質問するのも『差し出がましいよな』と、思ったので何も聞かずに、お菓子と写真のナイロンたわしを購入して立ち去りました。
障害者施設で作る製品を販売するのは、利益の追求ではありません。
「作業の確保」
のためなのです。何もすることがない、という状態にならないように、作成した製品をさばくことが必要なのです。
私は、こういう取り組みが存在していることが、あまり知られていないことが残念だと感じるのです。
ナイロンたわし、見た目も可愛いので、洗面所に置いています。
汚れが気になったときに、さっとお掃除するのに、とても重宝しています☆