マドちゃん、別に怒っているのではなく、じゃれているんです。
でも、瞬間的にはこんな怖い顔をしているんですね。
そんなマドちゃんとの日々も終わりまして。
先ほど、マドちゃん、帰宅してゆきました。
体重3㎏に満たない仔猫でも、そこに「いる」気配や私をじーっと見つめる視線の存在感が、どれほど大きなものなのかということに気付かされます。
移動用のケージに入るときに、ちょっとだけ「帰りたくない」そぶりをしてくれました。
「僕があっさり帰ったら、この人、がっかりしちゃうだろうな」
という、マドちゃんなりのお気づかいだったのだと思います。
マドちゃんと飼い主さんを駅まで送る道すがら、ノラ猫を見つけました。
「もしかしたら、マドちゃんもあんな風に暮らしていたのかも知れないね」
「そういうことを考えると、複雑な気持ちになるよね」
そんな会話をしながら、改札口でバイバイしました。
さて。私は明日から、また、いつも通りの毎日が始まります。