この週末も、浴衣男子をちらほらと見かけました。
お若い殿方が、浴衣を着るのは嬉しい限り。
ですがっ。
みんな、なんか、ヘン。
日本男子の、足が長くなっているために、バランスがおかしいのか?
という仮説で観察を続けましたが……。
どうやら、そうじゃない。
帯をウエストの位置で締めちゃっているだけでした。残念!
ちなみに。
男性の正しい帯の位置は、おへそより2~3センチくらい下に帯の上辺がくるぐらいです。
おへそが帯の下に入ってしまうのは、NGよ。
細身の男子の場合、正しい位置に帯をもってくると収まりが悪いのかも知れませんが、
たたんだタオルを仕込むなどしてください。
腰骨がありますよね。その位置で、ギュッと腰ひもを閉めましょうね。
そして、腰ひもの上に帯を持ってくるのです。
細身若手男子の帯を締めてさし上げたことがございますが、
スレンダーな体型でも、ちゃんと腰骨のところで締めることができます。
ちなみに、メタボ検診でひっかかるような御仁の場合。
自然といい位置に帯がくる仕組みになっております。
これが、「オジサマが浴衣(着物)がお似合い」の理由です。
メタボ検診で注意される”自腹”のおかげで帯が「いい位置に自然と収まる」ということなのです。
男性の浴衣や着物の着姿は、時代劇をお手本になさるとよいでしょう。
今、午前中に『子連れ狼』が再放送されております。
録画して、劇中の男性陣の和装姿を観察してみてくださいね!
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