今日、ワタクシは仕事先の方(50代・男性)と電話でお話をしておりました。
お題は広告ツールにおいて「お母さん層に訴求するためにはどうしたらよいか」というもの。
何を「売りたいか」の詳細はヒミツなのでございますが。
売りたいモノのあれこれを検分した結果、
「それは、やはり……イケメンの登場が重要ではないでしょうか」
というお話しをいたしました。
すると、「え!?」と絶句されました。
たぶん、お母さんという立場の人はイケメンになんぞ、関心がないんじゃないか、という
思い込みが、その方にはあるのだと思います。
というか、ご自分の奥様がそんな動機で、その商品にグッときたらイヤだったのかも知れません。
ですが。
お母さん、奥さん、という立場の人でもイケメンに関心はありますよ。
ただ、女性の場合、男性以上に「好みのタイプ」が細分化されるので、
仮に「イケメン」であったとしても、「タイプ外」と「タイプ内」に分類されますから、
なんていうのかな、「イケメンにお目にかかれてラッキー」みたいな
その程度のことですが、あなどれませんよ。
と熱弁をふるいつつ、
『一体、私は何を熱心に説明しているのだろうか……』と苦笑い。
男の人って「自分だけを見て欲しい!」という気持ちが
強い生きものなのだなあと、思いました。
昔、読んだ記事ですが。
アメリカの大学の心理学の研究の実験で。
ずらりと並んだ男子学生の前に、ひとりの美女がやってきて、
全員に平等に視線を合わせ、平等に微笑むのです。
すると、男子学生は全員が「彼女はオレにだけ微笑んでくれた」と答えるのだそうです。
その記事を読んだときに、あまりのアホさ加減に感動すら覚えたのですが。
そういう男性の性質を上手に活用すれば、
世界平和の実現も夢ではないのでは? と考えたことを思い出したりいたしました。
打ち合わせの電話を切った後に、
あまりにも私がイケメン訴求を押したことを、
ただの個人的な嗜好だと思われたのではないか? と若干、不安になったり。
そういえば、
前に「○○さんはイケメンですよね」と誉れ高い人のウワサ話をしていたときに、
「え? ○○さんって、イケメンですか?」と言ってしまい、
私がものすごく美意識が高いように誤解されたのですが。
女性は「タイプ内」「タイプ外」というフィルターにかけてから
「イケメン」認定をするのだということを、
男性諸氏は覚えておいてくださいね。