お仕事始めの今日。私もお仕事をしておりますが。
ひとりっきりのフリーランサー。
お年始の挨拶をする同僚などもおらず。
年頭の挨拶をしてくれる上司もおらず。
訓辞をたれるべき、部下もおらず。
大発会とか、ちょっと羨ましい。
なんとも、メリハリのない仕事始めです。毎年のことですけど。
雑談がわりに、与太話をば。
我が家は角部屋なのですが、隣人は外国人です。
そして、隣接するマンションとの間の樹木にこのたび、お引っ越しして来られたのは。
つがいのウグイス。
まだ、「ホーホケキョ」は聞いていませんが。紛れもなくウグイスです。
動物が好きな私としましては、ぜひとも餌付けなどしてなつかせたいところですが。
野鳥への餌付けって、条例違反なんですよね? 確か。
なので、愛想だけで、なついてもらおうとおもいます。
さて、反対の隣人の外人さんもカップルなのですが。
日本語NGです。
昨夏、夜、ワタクシが寛いでおりましたら。
ピンポーンと奥様のほうがやってこられて。
「ヘルプ ミー!」とインファーフォン越しに
ワナワナ震えながら涙目で訴えるのです。(インターフォンはモニター付きです)
とっさに『旦那から暴力とか、うっかり刺してしまったとか?』と不安になりつつ
ドアを開けると。
「コックローチ!」
私もヤツは苦手ですが、予想していた事態がかなりバイオレンスだったので
「なーんだ、コックローチね」と余裕をかましてしまいました。
「ちょっと待って」と愛蔵のゴキジェットプロを片手に玄関に戻ると、
「うちにきて!」と言われ、ワタクシが退治するのですか? 状態に。
旦那さんはお留守。
で、隣人である私の所に助けを求めてきたのでした。
隣室に上がり込み、敵を探すも見あたらず。
なぜなら、彼女、手当たり次第にモノを投げつけたそう。
それじゃあ、コックローチ、隠れちゃうよ。
しばし、待っている間に
落ち着きを取り戻した彼女に「それを貸してくれる?」と言われ、ゴキジェットプロをレンタル。
共通の敵に立ち向かうとき、人は文化や言語の壁を越えて結束できることを学んだのでした。
ゴキジェットプロは最高の武器であるから大丈夫よ、と手渡した後、
彼女は無事に「キル」したそうで。
「私も、これを買うわ!」と張り切っていました。
先ほど、ケーブルテレビの端子をつけるとのことで、
ケーブルテレビ会社のお兄さんがやってきたので、
「ちなみに、お隣さんは日本語が話せない外人さんです」と教えてあげると、
「えっ」とうろたえた後に、笑顔で「頑張ってみます!」と言っていました。
大雪が降った日、雪だるまを作っていた金髪の少女に
「スノーマン!」と言ってみたら、
「ノー」と首を横に振られ、発音を直されたのに、
「エンジョイ!」と切り返した私としては、彼の笑顔がまぶしかったです。