こんばんは。栗原貴子です。
ベストセラーになっている、パム・グラウト著の
続編も出版されていますね!
ワタクシも1、2ともに購入し、熟読いたしました。
本書は訳がおもしろくて、シリアスになりすぎずに読めるし、
実験する、という形でメソッドを紹介していて
とても分かりやすいので、
ベストセラーも、なるほど納得! です。
が、
しかし。
著者のパムや紹介されている事例のようには、どうも、いかない。
要するに、「実験がうまくいかない」。
余談ですが、私は著者のパム・グラウトと非常によく似た経緯でライターになったので、
一方的に親近感を抱き、パムなどと呼び捨てにしちゃってますが。
わたし、アメリカのドラマが好きなので、よく観ております。
それでね、
気がついたのです!
アメリカ人って、自己主張が日本人の10倍激しい! ということに。
「私はこう思う」
「こうして欲しい」
バンバン言い合う。
相手が上司だろうが、目上の人だろうが、そんなことはお構いなし。
そして、
さらにビックリしたのが
交通事故の加害者が入院中の被害者にお見舞いをしたい、というシーンで、
「お見舞いに行ったら自分の過失を認めることになるから、
裁判で不利になるので、絶対にお見舞いに行ってはいけない」と
女弁護士がアドバイスするのです。
ちなみに、事故の加害者はアドバイスしている弁護士の父親。
「娘が父にそげなアドバイスを!?」
日本人だったら、加害者が「見舞いにも来ない」ということが
心証を悪くするので、
このシーンには、本当にびっくりいたしました。
こうした、カルチャーショックを経て、
日本人は、自分の想いをストレートに言わないし、
「見舞いに行ったら非を認めることになる」的な
白黒はっきりしたルールもあまりない。
だから、
いっぱい感情を抑圧して生きてきているのではないかと。
で、
その抑圧した感情がブロックとなっているから、
パム式の思考の現実化の「心の底から信じる」というところで
威力を発揮できないのではないか、と思うのです。
なので、
パムの言うとおりにやってみたけど、いまいち成果があがらないわ、
という人も、
どうか自分を責めないで欲しいな、と思ったのでした。