こんにちは。栗原貴子です。
「出会いがないんです!!」に始まり、
出会えて、お付き合いが始まれば、それはそれで、
色んなお悩みを抱えるようになる。
程度の差こそあれ、女性ならば誰しもが、そういう状況に陥ってしまいます。
実は、わたしはかつては「ほとんど悩まないオンナ」で、
望んだことは恋愛でも結婚でも仕事でも
何でも実現できる引き寄せの達人でした。
しかし。
「悩めるオンナ」になってみると、引き寄せ力が鈍りました。
そこで、「どうしてわたしは悩めるオンナになってしまったのかしら?」と考えました。
「悩まないオンナ時代」のわたしは、
世間の常識に、まるで興味関心がなかったのです!
しかし、
三十路も半ばを過ぎたころから、どういうわけか世間の常識を
わきまえ始めるようになり、
なんだかね、すごーくネガティブな考えに支配されるようになったのです。
「加齢現象かしら?」
なんて思ったけれど、おばちゃんパワーっていうものは、
どんどん図々しくなっていくものであって、
どんどん繊細になっていくなんて、もしかしてお病気? と気を揉んだ。
もう、この時点でネガティブシンキング。
自分年表を振り返ると、このころ
精神的に打撃の大きい出来事がいくつか重なっていて、
多分、「こんな子供じみた自由人通り越して、
宇宙人みたいなことばっかり言ってたらあきまへん!」って
思っちゃったんだよね。
しかし、根っからの自由人として生きてきた人間が、
スムーズに常識人になれるはずもなく、
心がこんがらがってしまったのでした。
自由人が常識を取り入れてみると、
「常識」とか「一般論」とか「普通は」みたいな
尺度がいかに苦しいモノか、というのがよく分かった。
「年齢的にも、結婚しなくちゃ」
みたいな、誰が決めたのか知らないけれど、
どういう根拠があるのかも不明だけど、
よく言われている、そういう尺度ね。
尺度からはみ出したらいけない、その範囲に収まっていなくては!
そういう風に基準を設けてしまうと、
はみ出していること、基準に満たないことは、
全部、「ダメ」になってしまうんですね。
だから、正解や必勝法を求めようとして、努力してみても
成果が現れないと、どよーんと落ち込んでしまう。
とくに、恋愛に関することは、「女子力」とか「モテる」とか、
それは一体、どのような状態を指し示すのか?の
定義が曖昧なモノも多数、存在するので、
自分が基準を満たしているのか、そうでないのかすら、はっきり分からない。
そうこうしているうちに、自分の本当の望みが何だったのか、が見えなくなってきて、
気持ちは満たされないから、モヤモヤと悩んでしまうのですね。
そう。
望み通りの現実が実現できない原因の正体は、
「悩んでいるから」なんだわね!
私が悩み始めたのは、
持ち前の単純な思考回路が災いし、
見聞したネガティブなお悩みの影響を受けたことだと思う。
まあ、この見聞したことを吸収する、というのは
ものを書く仕事をしている人間にとっては、
必要なことでもあるので、
すべてがマイナスに働いているわけじゃないのだけどね。
ただ、わたしがフィルターをかける、ということを知らなかっただけ。
空気清浄機を見習って、
ネガティブなものを、フィルターで浄化して、ポジティブな空気にすればいいんだ!
って、気がつきましたよ。
さっき。
で、なぜ「悩み」がいけなかったかというと、
その考えが脳みそをジャックしちゃうから。
あら、「悩」と「脳」って漢字がそっくりね。
それに、体の部位を示す漢字に、月偏が使われているのって、
「あなたのなかに、宇宙が存在しています」って、よく聞くフレーズ通りだわ!
話がそれちゃったけど……。
悩んでいるときって、そのことばっかり考えちゃうから、
悩んでいる状態が現実に現れている。
ただ、それだけのシンプルなことだと、よく聞いていたけれど、
根こそぎ改善することが、
とても大切なのだということが、わたくし、よーく分かりました。
「どうにでもなれ~」
「なるようになるさ~」
「絶対、大丈夫~」
ってクチでは言っても、本気で思うってなかなかできない。
この「壁」を超えること。
口先ではなく、心の底から言えること。
誰とも会話をせず、ひとりで過ごしているときにも、本気でそう思えること。
夢を叶えるためには、
その状態になることが、最初のステップであり、
最後の仕上げでもあるのです。