こんばんは。栗原貴子です。
今夜はかねてからの私の疑問、
「恋愛における需要と供給のミスマッチ現象」について
考えたいと思います。
書かなくてはならない原稿からの、現実逃避でもあったりして……。
私の周囲には、シングル男性がうようよいます。
そして
私の周囲には、シングル女性がうようよいます。
双方が私に言う。
「出会いがないんです」と。
一瞬、思った。
ここは、お節介ババアになるべきか、と。
しかし、思いとどまりました。
なぜなら。
生き物として、
自分で繁殖相手が見つけられない個体は、
自然界では一生、シングルで生きるさだめ。
公園の鳩をご覧くださいな。
必死に求愛しているのに見向きもされない雄がいたりします。
頑張ってるんだよ。鳩ぽっぽも。
日本では少子高齢化だと言われているから、
うっかり忘れちゃうけれど、地球上では今、人類が増えすぎています。
地球の定員オーバーしそう。
バッタが大発生して空が真っ暗!
なんてニュースになるけれど、
人間も大発生して、お先真っ暗! なのですよ。
地球規模で考えるとね。
そんな風に、地球規模で物事を考えたら、
お相手を見つけることや、
それに付随するあれこれな悩みとか。
相手の職業が、顔が、身長が、なんていう細かいことなんか、
小さい問題です。
日本人で子どもをもっていないということは、
日本の少子高齢化に一枚かんでる感じはするけれど、
地球にとっては大いなる貢献。
青い地球を守っているとも言える。
だから、
自尊心を傷つける必要もないし、
「どうせ私は……」「どうせ俺は……」とクヨクヨする必要もない。
そうやって、「地球のためにシングルなの」なんて言う
ちょっと変わった人になっちゃえば、
むしろ異性が興味を持ってくるから、面白いものです。
変に自分を薄めて「ふつーっぽく」しようとすればするほど、
恋愛は遠のいていくし、異性から興味も抱かれなくなってくる。
変わっているところ、際立っているところを
前面に押し出した方が、チャンスを引き寄せられるものです。
それがうまくできなくて。
周囲に合わせて平均化しようとして、
男性も女性も、お互いからその存在が見えなくなっている。
だから、
需要と供給のバランスが取れなくなっているのだと思うのです。
例えば、買い物に行ったときに、
「トマトはどこかしら?」なんて、トマトが目の前にあるのに、
気がつかない、なんてことがある。
「トマトはここですよ」という主張が足りない場合もあるだろうし、
「トマト」を探しているのに、「そろそろ美容院行かないとな」と
違うことに気を取られているのかも知れない。
私の周りにうようよいるわけですから、
あなたの周りにもうようよいる、はずなんです。
恋人募集中の人が。