こんばんは。栗原貴子です。
この3週間ほど原稿が~~~~、締め切りが~~~という状況が続いており、
現実逃避も兼ねて、今宵は「着物とわたし」について書くことにした次第です。
着物とわたし①は→こちらをご覧ください!
「着物とわたし①」ではけっこう、真面目なことを書いておりますが、
今宵の「着物とわたし②」では軽い雑談をば。
わたしが着物に開眼したのは、幼少の頃のことでして
「わたしったら着物の方が似合うじゃん!」と気づいたからなのでした。
これが、そのときの写真です。
怪談に出てくる「髪が伸びる日本人形」的な着物の似合い方ですが……。
「毎日でも着たい!」と心の底から思った。
しかし、いかんせん子どもなもので、そういうわけにもいかず。
大人になってから、着物を購入したり、着付けを習ったりしたのでした。
実際、今のわたしは毎日でも着ることができるわけですが、
着てない。
それは、なぜかと言いますと……。
①着物を着ると妙なモテ方をすることに気づいた
②モテない場合でも相手を妙に緊張させることに気づいた
③外国人からの「一緒に写真を撮ってください」というオーダーに困る
それが、主な理由なのでした。
とくに、①は後々が面倒くさいし、③はひとりに応じると
「おれも」「わたしも」と外国人がやってきて、
待ち合わせ時間に遅刻するという弊害が。
どうも、日本が「お・も・て・な・し」のために用意している
着物の人だと勘違いしているようです。
外国人観光客がいなさそうなエリアならばいいかと思うのですが、
この頃は、都内はどこにいっても中国人がおり、
彼らはぱっと見が「見るからに異国人」ではないため、
遠目で気がついて回避することもできず。
見つからないようにしているのがいちばんです。
わたしの対応の悪さが国際問題に発展してもいけませんからね。
外国人の問題は、さておき。
①の妙なモテ方をする、についてはわたしがボケッとしていたために、
そのような事態を招いていることに気がついたのです。
そう
戦略的に活用できるじゃない!
具体的な方法、ノウハウ、じつはわたし、知ってるじゃない!
と、気がついたんですね。
これからは、そういうことをもっと広めていき、
結果的に、着物そのものが広まっていくようにしていこうと
心に誓ったのでした。
先ほどの写真の着物は
わたしの祖母が縫ってくれたものです。
そんなエピソードを披露するとすごーく素敵なおばあちゃんのようですが……。
もう他界した人のことをこういうのも何ですが、
いわゆる「素敵なおばあちゃん」ではなかったのですね。
そんな祖母がわたしが着物に開眼するきっかけを作ってくれたのも
なにかのお導きだったのでは? ってぐらいに、
孫にせっせと着物を縫うようなキャラではなかったのです。
ですが、真面目な話をすれば
わたしは着物を縫ってくれる祖母を持っていた
孫の最後の世代なんだと思うんです。
つまり、わたしは、着物を後世に伝えていくことのできる最後の世代。
そんなことは、かねてから感じていましたけれどね。
急に日本がなんか、変わっていくのを肌で感じて。
いままでのようにボケッとしていられないな、と思います。
着物もそうだけれど、
素敵女子がこれだけ「彼氏募集中です」というのを聞いて、
この2つは、非常に大きな課題だと実感したのでした。