先日、自分の着物と預かっていた祖母の着物を丸洗いに出しました。丸洗いとはドライクリーニングのことです。祖母の着物は、本人が高齢ということもあり、たんすにしまわれっぱなしになっているのです。でも、もう祖母が着ることもないので、メンテナンスをして保管しておくのがよいだろう、ということになったのでした。
枚数が多いこともあり、リーズナブルに丸洗いができるお店に持参。自分のものも含めて着物8枚を風呂敷に包み、自転車の荷台のカゴに入れてチャリを飛ばす。
「これだけの枚数を持ってくるのは大変だったでしょう? 袷の着物はだいたい1枚2㎏ぐらいありますからね」
お店の方に言われ、どっと疲労感に襲われる。
8枚中、2枚は夏物だったのですが、全部で14kgぐらいあったようです。
数字を知ると急に実感してしまうことって多いですよね。熱があるときとか。測るまでは元気だったのに、「37.6も?」と急に具合が悪くなったりしませんか? 「四捨五入したら38度もあるじゃん」と。年齢はむやみやたらに四捨五入しないくせにね。27歳のとき、「四捨五入したら30歳だよ」といわれ、「いいえ。20代後半半ばです」と言い張ったくせにね。
ええと、着物の重量のお話でした。
着物は着ていると、そんなに重さを感じませんが不慣れな頃を思い返すと、確かに肩が凝りました。着物を日常的に着ていると筋力が増強するのは間違いないようです。
ピラティスとか特別にやらなくても、着物を着ているだけで同じようなアンチエイジング効果が得られているのかも知れません。