先週は、人との集いが多い1週間でした。
←この写真は、3月11日(火)に開催された、9人のイラストレーターさんたちのグループ展『LOVE FOOD展』(~3月22日まで、GALLARY TOKYO BOMBOO にて開催中)のオープニング・パーティのものです。いつもは、ダークな色彩の紬姿が多い私ですが、この日はパーティということで、華やか系柔らかモノを着てみました。この着物は、はじめて自分で買った着物です。この着物を着るに当たり、『もしかして、こんなの着て浮き上がるようなパーティだったらどうしよう。それって、まさにKYでは?』とクヨクヨ、悩みました。相方の昭子さんと打ち合わせていなかったからです。が、打ち合わせなくしても、お互い、調和の取れた着物姿でした。さすが、着物部。あ、うんの呼吸です。
「仕事と私、どっちが大事?」と彼氏に詰め寄ることができたら、私の人生も違ったものになっていたのかもしれません…。いかんせん、女々しさが足りないのです。男性は、多少は「どうして電話くれなかったの? プンプン」と言ってくれる女子がお好みだそうで。「電話ないってことは、仕事が忙しいんだろうな」なんて物分りのよいことを言ってる女子はダメみたいです。
そうはいっても。「仕事と私、どっちが大事?」というのは、じつに理不尽な質問です。というのは、この二者を比較することができないからです。「どっちが」という問い方をするのならば、「仕事と私、どっちが優先順位が高いの?」と聞くのが国語的に正しいでしょう。または、「私とA子、どっちが大事なの?」というのも、文章としては正しいですが、こんな質問をされるのは男としては正しくないと思います。
ええと。話が脱線しましたが、「仕事と私」を比較するように、女子度の高い人ほど、この手の「比べたり、一緒に考えるべきではない事柄を一緒にする」傾向が高いように思います。つまり、思考が合理的ではないのです。
例えば、結婚と仕事。このふたつは、女性にとって悩ましいテーマですが、この二つを一緒に考えてしまう人が多い。けれど、じつはこのふたつは、まったく違う問題です。ひとりの女性として、「自分の人生において、仕事と結婚、どちらの優先順位が高いのか」を考えるのは大変、よいことだと思います。この優先順位がぐらついているから、いちいち迷ってしまう。もっと悪いことに、「優先順位を決めるのは、結婚相手の候補を見てから」なんて、考えてしまう女子も少なくない。未知の要素を「意思決定のための材料」にしようとすると、永遠に問題を解決できませんので、ご注意を。
仕事とか夢とか目標とか、なんでもいいのですが、多くの女性が「自分のヴィジョン」と「結婚」を天秤にかけて悩んでいます。ですが、ヴィジョンはあなた個人の問題であり、結婚はあなたと彼のふたりの(本当はふたりだけの問題ではないが)問題です。ビジネスにたとえると、あなたという会社と彼という会社が合併(結婚)しようというときに、あなたという会社が「じつは、こういうプロジェクト(あなたのヴィジョン)があるのですが、どうしましょう?」と言い出すようなものです。合併相手から見れば、そのプロジェクトはあなたが発案したものなので、あずかり知らぬことです。本音を言うならば、「どうするかは、自分で決めてくれ」と言いたい所です。
「悩んでも答えが出ない」のは、「悩み方が間違っているから」ということが多々、あります。
あなたの悩みや迷い、いちど、冷静に見直してみてはいかがでしょうか?
私の目下の悩みは…。今、襲われている「くしゃみ、鼻水」という症状が、持病の猫アレルギーによるものなのか、風邪なのか、それともいよいよ、花粉症なのか…。この三択の正解がなにか? というものです。猫アレルギー疑惑は、自宅の向かいの一軒家に、半野良みたいな猫がたくさん集まっていて、恋の季節に酔いしれているため、奴らが激しく怪しいのです。自宅にいるときに症状が強くなり、風太と散歩に出たら治ったりもするので、「外が大丈夫というのは花粉症ではない」とも言えますし…。個人的には、猫でお願いしたいところです。
幸いか不幸か、これまでに一度も「私か仕事」的なことを言われた経験がありません。たぶん、そういうことを言いそうな女性とは、そもそも入り口で「あ、無理だ」と感じるからなんでしょう(これは女性の側も同じでしょうが)。とはいえ、栗原さんも書いているように、一度くらいはそんなふうに悩まされてみたいなあ、とも思うから、まったくたちが悪いもんです(苦笑)。
投稿情報: 赤犬 | 2008/03/17 22:35