いよいよ、浴衣の季節がやってきました!
着物の暦では、「浴衣は7月、8月のもの」となっておりますが。夏日、真夏日がやってきている今日この頃。ちょっとフライングして「長襦袢+浴衣」で二度ほど、お出かけしました。
浴衣に長襦袢を合わせて着る、という着こなしをするため、私は衿を着物と同じ「広衿」にして浴衣を仕立てております。「広衿」は衿の部分が二重になるため、一般的な浴衣の仕立て方である「棒衿」と比べるとちょっと暑い。ですが、着まわしの幅が広がるので、ちょっぴり暑くても「広衿」にしたほうがお得でもあります。
そして、「広衿」にして着るならば、柄はやっぱり古典柄がオススメです。
今年も浴衣売り場をさまよいながら流行の傾向をチェックしてきましたが、「いいな」と思うものはやっぱり古典柄でした。古典柄は飽きが来ない。さらに、着る人の”経年変化”にも付き合ってくれ、流行にも左右されないので長く着られるのです。
お仕立ての場合、反物+仕立て代がかかりますが、プレタ浴衣がお仕立て上がりでも3万円台が主流ですので、プラス2万円ぐらい見ておけば反物から仕立てることができます。浴衣とはいえ、私が仕立てたもので一番、古いものでも、もう9年ぐらい着ていますから、長い目で見るとかなりお買い得です。
半幅帯は1万円台後半から、博多献上や麻などの天然素材のものを買うことができるので、天然素材を選んだほうがよいですね。というのも、天然素材のほうが断然、涼しい。さらに、ビギナーさんでも締めやすいと、メリットが満載だからです。
何度も着て、何度も洗ってゆくうちに、しっくりと身体に馴染むようになってくるのも、「長く着られる」浴衣の魅力です。
先日、懇意にしていただいている老舗の呉服店の方から、「いつも着物をきれいに着てくださって、ありがとうございます」とお礼を言われました。
その方が本当に着物が好きで、そのお仕事を長年、続けてこられたんだな、と感じてとても嬉しく思いました。
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