先週の着物での外出は涼しい日だったので「どうしようかな?」と迷ったのですが、セミが鳴いておりましたので夏物で出かけました。体感温度はちょうどよかったです。
バックに写っているのは千代田区指定有形文化財「神田の家」です。神田明神のお隣にあります。江戸時代より材木商を営んでいた遠藤家が関東大震災直後に建てた店舗併用住宅だそうです。戦火を免れて残った貴重な木造建築物です。「いつか、こんな家で着物を着て暮らしたい!」と思いますが、このような建物を現代で建てて維持するのは個人の力ではどうにもならないぐらいのお金がかかります。さらに、「冬は寒くて夏は暑い」という快適ライフに慣れた身体には厳しい住まいだそうです。でも、材木商のお宅だっただけあって欄間とか建具などが素人目にも素晴らしくて。
さて、この日の着物ですが、以前、呉服店の「水流」さんからアドバイスしていただいた「仲居風にならないコーディネート」にならって、濃紺の小千谷縮にミンサー織の半幅帯を合わせました! お蔭様で、仲居風から脱却できたように感じるものの、ワタクシ自身がくたびれた顔しておりますね……。激ヤセに関して、いろいろな方からご心配をいただき恐縮です。私、大丈夫です!
帯留は多治見の窯元さんにオリジナルで作っていただいた陶器製のものです。この帯留、色んなヴァリエーションがありますので、追々、ご紹介してゆきますね。
今週ぐらいから、そろそろ単衣にしようかな? と思っております。
先週お知らせしたセミナーは、10月の第四週スタートの予定で準備中です。