本日発売の『InRed』10月号で、着物部の連載が最終回を迎えました。三年という長い間、ご愛読をいただきありがとうございました。
書店やコンビニに最終回掲載号が並ぶのを眺めてきました。ちょっぴりジーンとしてしまったりして。
趣味ではじめた着物のことを雑誌で連載する機会に恵まれたこと。連載を通じて色々な経験ができたこと。本当にありがたいことでした。
このブログも連載の番外編として始めたわけですが、これを機に、ちょっとリニューアルでもしようかな? などと思っております。
そして、まるでバトンタッチをするかのように、新しい着物関係の活動が来月、10月よりスタートします。着物のセミナーを行います。詳しいスケジュールや場所等々はあらためてお知らせいたしますが、「浴衣で覚える着付け」や「脱・初心者の着こなし術」「着物のときのヘア&メイク」などを含めた内容を考えております。連載当初から抱いていた「着物を着る人を増やしたい」という思いを、場を改めて実現する機会に恵まれました。
さて。9月となり暦では「単衣」ですが、まだ日中はセミが合唱しております。例年に比べると幾分、過しやすいですが、それでも暑い。なので、私はまだ夏物を着ております。「セミの声を聞かなくなるまで」は夏物でいいのではないかなあ? と思っております。とはいえ、『あら、貴女、まだ夏物を?』というオバサマからの視線を浴びるのは避けられませんので、いかにも着慣れた風の堂々たる振る舞いが欠かせません。先週、夏物を着て歩いておりましたら、通りすがりのちょっと粋な風情のオジサマに「貴女、神楽坂の、ええと、なんていう店だっけ?」と聞かれました。なんという店だったのでしょうか? 気になります。