発売日当日に書店から追加発注をいただいたという お知らせも届きました。タイトル&ポップからもお分かりいただけるように、ネコが出てくる物語です。
私、ネコは好きなのですが、じつは猫アレルギーです。アレルギーであることが発覚したのは、小学3年生ぐらいの頃のことでした。同級生のタナカ君のうちでチンチラを飼いはじめたと聞きつけ、早速、タナカ君ちへ。フワフワのめちゃくちゃ可愛いチンチラを抱っこして「うわぁ。可愛い!」とほお擦りした次の瞬間!タナカ君のママが私の顔を見て「うわぁ!」と奇声を発するではありませんか!
顔半分を真っ赤な発疹が覆い、猛烈なかゆみ&くしゃみ&涙&鼻水。
そこから先の記憶がありません。
慌てて家に連れて行かれ、病院に行き、猫アレルギーという診断を受けたのだと思います。
しかし、ネコは好き。大人になった今は、「胸より上の位置にネコがこなければ大丈夫」、「ネコを触ったらすぐに手を洗う」という注意事項を徹底することで、触ることはできるのですが。
そんな私ですので、ネコを題材にした物語を書くのは、叶わぬネコとの暮らしを物語の中で実現させたかのような感じでした。 脱稿後に”バーチャル・ペットロス”になってしまったのでした。
そして。奇しくも、本書の担当編集者もタナカさんなのでした。
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