もはや仕事にメールが不可欠な時代あります。けれど、これってはたして便利なのか? と思う今日このごろ。ワタクシごときの人間でも、日に50通以上のメールが届きます。すべて、私宛、というわけではありませんがメーリングリストを介してやりとりされるこれらの情報・連絡を処理するだけで、うっかりすると1日が終わってしまいそうになります。
メールは当然のことながら、文章です。
で、もちろん、文章力、というものにはレベルがあります。
文章力がいまひとつ、な人たちも多いわけです。
一見したところ、ちゃんと書かれているように見えても、情報が抜けているものが少なくありません。
文章に関しては自信がありますので、この際ですからはっきり言います。
8割の人はご自分の文章力を疑ったほうがいいです。つまり、言いたいことがちゃんと伝えられていない、と思ったほうがいいです。とくに、「国語や作文の成績はあまりよくなかった」「読書は好きではない」という人は、メールはちゃんと書けていない、と思っていたほうがいいです。
「明日の打ち合わせは○時からです」というような、事務的な連絡ならともかく、微妙なニュアンスを伝えるには、かなり高度な文章力が必要となります。しかし、あまりにも日常的にメールが使われているため、そういうことにまで、メールが使われている。よって、あちこちで、意思の疎通が図れていない、ということがしばしば起こるのです。
文章力は書くことだけに影響するのではありません。
読解力にも言えることです。完璧な文章を書いても、相手が読解してくれなくては、用をなしません。
現代国語の試験にあった「筆者の意図を答えよ」的な設問が苦手だった人は、要注意です。
くれぐれも、メールには気をつけたい、と思う今日この頃なのでした。
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