昨日、仕事で横浜の元町へいってきました。
5歳から21歳まで横浜で暮らしておりましたので、私にとって元町は懐かしいスポットです。子供のころの元町は、「おしゃれスポット」という位置づけで、地元民にとってはおめかししてお出かけするような憧れの街でした。
ところが、「みなとみらい」ができて、横浜の「おしゃれスポット事情」も様変わりしました。地元の人はもちろん、観光客も「みなとみらい」に流れるようになり、元町はすっかり寂しい雰囲気になっていたのです。
大人になってからできた新しいスポットより、慣れ親しんだ場所に愛着を持っていた私としては、その栄枯盛衰ぶりが残念だったのですが。その頃から私も一人暮らしを始め、横浜から離れていました。
昨日、久しぶりに元町を訪れましたら。チャーミングセール中ということもあったのか、大変、にぎわっていていました。元町、復活! という感じがして嬉しかったです。
そうそう。横浜には、横浜の匂い、があるんです。
潮の香りなのか(だったら、ほかの海の近い町でも同じ匂いがすると思うのだけど、よその町ではしない)、よくわからないのですけど、横浜駅につくと「あ、横浜の匂い」と気付くのです。横浜駅のルミネも、新宿とかほかの場所のルミネと匂いが違うから不思議。「横浜ルミネの匂い」があって、私を「横浜ルミネにきた」という気持ちにさせます。
だから、待ち合わせはルミネのサービスカウンター前が好き。そこに立って、駅構内を歩く人を眺めているのが好きで、渋谷とか新宿とかは人の数が多すぎるせいか、行き交う人を眺めていると不安になってくるのだけど、横浜は平気。私が慣れ親しんでいたころとは、街の風景もだいぶ変わっているのに。