引越しの後始末が終わりません……。
転居後のご近所へのご挨拶とか、引越しましたのお知らせなんかももちろんですが。銀行やカード類の住所変更などは、まったくの手つかずで、なぜなら、住民票の転入届を、先日、ようやく終わらせた次第だからです。
住民票がないと、運転免許証の住所変更ができません。免許証の住所変更をしていないと、身分証明書としての機能を果たせず、よって、銀行やカードの届け出ができないスパイラルに陥っておりました。
その間、友達から「免許証の住所変更を忘れたがために、更新を忘れてうっかり失効し、二度目の教習所通いをした。痛い出費だった」という恐ろしい話を聞き、何が何でも免許証の住所変更をせねば! という強迫観念にかられ、落ち着かない毎日を過ごしていました。
職業柄、締め切りが日常的にやってくる生活を送っているので、仕事以外の用事で「○○を△日までに」的な期限を切られると、たちまちプレッシャーに感じる。なので、「転入届は基本的に2週間以内に」という期限も、じつはプレッシャーで、その期限を破ったことで区役所の人に叱られるんじゃないか? と内心、びくつきながら窓口に行ったところ叱られなくてホッとしたのですが……。
「ご職業は?」
と、質問されまして。
別に隠しているわけでもなんでもないのですが、びくついていたもので、とっさに応えられず、「しょ、職業ですか?」と、しどろもどろになって怪しさをふりまいてしまい。どっと疲れてその日のうちに警察署で免許証の手続きをする気力をすっかり失ってしまったのでした。
気を取り直して本日、無事、警察署へ。
所用があり、行きがかり上、母がついてきたため、なんだか母親に同行されて自首する人みたいな様子に。
「私、まるで自首するみたいだよ」とひそひそ声で母に言うと、必要以上に大きな声で「免許証の住所変更は、あの窓口よ!」と娘が善人であることを周囲にアピールしてくれる母。
自首疑惑よりも、いい年をして親に付き添ってもらっているようにしか見えないことのほうが、よっぽど恥ずかしかったのだと気づく。
とはいえ。
免許証で住所を変更したことと身分を証明できるようになったので、いろいろな住所変更の手続きもようやくできるようになりました。
なんど引越しても、こういう手続きは、慣れるものでもないですね。