計画停電の情報が錯綜している中、福島第一原発の状況も緊迫した状態が続いています。
インターネットやSNSでの情報を見ると、昨夜あたりから、あまりよくないコメントが目立つようになってきたと感じています。
私たちに今、できることは、いたずらに不安を煽ったり、憶測で無責任な発言をしないことだと思っています。
長年、フリーライターとして、情報を「発信」する立場を続けてきました。その経験から言えるのは、情報を発信するときは、ニュースソースや発言者を「明確にする」ことが基本だということです。
記者会見などでの記者の無礼な態度に立腹している方々も多く、マスコミ不信も強まっているように感じます。会見で社名を名乗らないのは言語道断ですが、このことは事態が収束してから反省すべき課題だと思います。
このような状況の中で、今、できること。
それは、一人ひとりが「情報を受け取る側」としての心構えだと感じています。
「発信者が匿名の発言のときは、その情報は無視する」
という原則で、溢れる情報を取捨選択し、信頼できるものだけを選んで、行動することです。
無記名の発言は無責任なものです。
計画停電の情報が二転三転し、「もう、何を信じたらいいのか分からない」といら立ちを感じている方も多いようです。
このような場合は、「もっとも影響が出るケースを想定しておく」ことで、不自由や不便を最小限にとどめることができます。つまり、「実施」されることを前提に行動するのです。
実施されれば、「備えていてよかった」。実施されなければ、それはそれでよし。
そんな風に受け止めることで、自分のストレスを軽減することにもなるのではないか、と感じています。
今、無事でいる私たちができることは、節電、募金以外には、積極的な行動はありません。
だから、無力感を覚えてしまう。そして、それがフラストレーションになり、ストレスにつながってしまうのだと思います。
大切なのは、落ち着いていること。私たちが「平常心」を保ち、健康でいることは、直接的ではないけれど、被災地の支援につながるのですから。
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