Yahoo!メールが不通になったのが9月30日。
そんなこんなで、「あわわわわ」としていたら、暦は10月に。
仕事に出かけるときに、すれ違った着物姿のご婦人が、袷をお召しになっていて、
「え? なんで? こんな暑いのに?」
と思いましたら、ああ、そうだった。10月だったと気付いた次第です。
そう。10月からは袷の季節とされておりましたね。
そういうことを気にしなくなって久しいモノで、うっかりしておりました。
そもそも、この着物のシーズンって、おかしいと思うのです。
なぜなら、桜前線って北上していきますよね?
南の方から開花していって、北の方では5月上旬ごろに見頃を迎えますよね?
それだけ、気温差が地域によってあるわけで。
南北に長いニッポンで、「10月ですから袷です」というのはムリがあるってものでしょうと思うのですよ。
洋服だったら、肌寒い日と暑い日とでは長袖、半袖と変えるのですから、
着物もそういう感覚で着たらいいじゃない?って思うのです。
10月になったら袷、という考え方は、
着物をセレモニーのときのみ着るっていう前提でしか成立しないお作法だと思うのです。
着物を、ちょっとしたお出かけにカジュアルに着たい、という女性たちが
21世紀の現代の着物文化を支えていると思うんです。
だったら、その人たちが心地よく着物を楽しめるように、ルールを変えてもいいと思うのです。
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