短命すぎたスマホを新品に変えてもらいに再び、auショップへ。
「故障の原因は……」と質問すると、
「この機種では、類似のケースがまだないもので……。
あたりが悪かったとしか……」とお姉さん。
『じつは、発熱をした私の身代わりになってくれたのです……』と
心の中で謝辞を述べる。
あたり、と言えば。
年末に実家に帰ったとき、母がしきりに干し柿を「食べなさい」とすすめてきた。
じつは、そんなに干し柿は好きじゃないのですが。
しつこいので「じゃあ、1個」と食べた。
もぐもぐ、種を出す、もぐもぐ、種を出す、を繰り返していると
「何やってるの!」と母。いちいち怒っている風。
「種、いっぱい入ってる」と私。
すると、「これ、種なしよ?」と母。
種なしがウリの干し柿なのに。私の干し柿からは5個の種が誕生。
もう、奇跡でしょ。これ。
「あたりだ。アイスなら、もう1個もらえる」と言うと、
「もう1個、食べていいわよ」と母。
そうじゃないよね、お母さん……。
という出来事もあったなあと考えながら、
成人式からの帰りと思しき振り袖姿の
お嬢様たちを眺めておりましたら。
己の成人の日のことを思い出しました。
横浜市の成人式から、迎えにきた幼なじみの彼氏の車に乗り帰宅。
あ、違う。
この彼氏が成人式会場まで送ってくれて、待機しててくれたんだった。
ハイヤーのように親切な人だったな。
幼なじみの彼氏と私の彼氏とそれぞれの母とで、
奮発したお寿司の出前を囲みました。
彼氏がいたので、それぞれの父は不参加だったのだと思います。
今、考えるとお父さんってかわいそう。
「今日は成人式だっていったら、お寿司屋さんがお祝いにって」
とエビ好きの私のためにと、ネタをサービスしてくれて。
生のぼたんエビにバージョンアップ。
「わーい」と箸でつまみ、醤油をつけて口元へ運んだ瞬間。
ぴょん!と
エビ様が最後の力を振り絞ってジャンプ!
い、生きておられましたかっ!
鼻先にしっぽがあたって、ちょっと痛かった。
醤油がとびちったものの
「レンタルの着物にしてよかった」と母安堵。
寿司桶を回収にきたお寿司屋さんに母が
ジャンプするほどの新鮮なエビでおいしかったと伝えると、
「え? ジャンプですか? そんなことめったにありませんよ。
成人式だったからエビもお祝いしたかったのでしょう」と笑っていました。
エビさん、命がけのお祝いをありがとう。
私は「めったにないこと」を経験しやすい星の下に生まれているのだと思います。
ちなみに、最近の成人の日の送迎は彼氏ではなく、親御さんがメインのようですね。
私たちのころは、成人式の親の送迎は「ださいこと」とされておりまして。
送迎が得意のセバスチャンは出る幕がなかった、という次第です。
そういう意味では、最近のお父さんは幸せですね。
新成人のみなさま、おめでとうございます♪
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